この冬、おすすめの生姜本5選【体を温め、不調を改善しよう】

食・料理

更新日:2014/11/5

 この時期になると、毎年必ず新刊が出る生姜の本。生姜は冷えた体を温めてくれる素敵な食材。冷え性や体の痛み、便秘や肥満など、体を温めると多くの不調が改善される。しかし書店に行くと、生姜の本が多すぎてどの本がいいのか分からない。
そこで、実際に書店員に話を聞きつつ、おすすめの生姜本を5冊ご紹介しよう!

「生姜力」シリーズ(主婦と生活社)

「生姜力」シリーズ(石原結實/主婦と生活社)

生姜紅茶などでお馴染みの医学博士、石原結實が書いた著書。この「生姜力」シリーズは『生姜力』、『生姜力 続』、『実践版生姜力』の3種類出版されていて、生姜の効能や活用法、レシピなどがぎゅっと詰まっている。

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『スープジャーで作る冷えとり&ダイエットしょうがスープべんとう』(石原新菜:監修、金丸絵里加:その他/主婦の友社)

『スープジャーで作る冷えとり&ダイエットしょうがスープべんとう』(石原新菜:監修、金丸絵里加:その他/主婦の友社)

 スープジャーで簡単にできる、持ち運びにも便利な生姜スープを集めた本。毎日食べても飽きないよう、バリエーション豊かなスープが掲載されている。これからの時期重宝しそうな一冊。

 
 
 
 

『冷えとり生姜 かんたんレシピ』(森島土紀子/世界文化社)

『冷えとり生姜 かんたんレシピ』(森島土紀子/世界文化社)

純国産の、燕三条製のスプーン型おろし金がついているレシピ本。生の生姜はめんどくさい、とついついチューブ生姜を買ってしまう人も、このおろし金があれば変わるかも!? 生の生姜を気軽に使いたい人におすすめ。

 
 
 
 

『スゴイ! 蒸し生姜』(石原新菜/宝島社)

『スゴイ! 蒸し生姜』(石原新菜/宝島社)

生生姜を蒸し、乾燥させたのが蒸し生姜。蒸すことで、なんと生の生姜の10倍の温め効果があるそうだ。少し手間はかかってしまうが、体が冷えて困っている人にぜひ試してみてほしい。

 
 
 
 

『こんなに使えるジンジャーシロップ 朝昼晩しょうがレシピで冷えしらず』(嶋田葉子/家の光協会)

『こんなに使えるジンジャーシロップ 朝昼晩しょうがレシピで冷えしらず』(嶋田葉子/家の光協会)

 ジンジャーシロップ、生姜味噌ペースト、生姜の味噌漬けを使用したレシピを集めた本。こちらも多少手間はかかってしまうが、普通の生姜レシピに飽きてしまった人にチャレンジしてほしい。

 
 

 どの本も役に立ちそうな情報やレシピが満載だったが、その中でも特におすすめされたのが、『生姜力』シリーズ。この本によると、人は体温が一度下がると代謝が12%、免疫力は30%も落ちるそうだ。生姜は生のままでは体を冷やしてしまうそうなのだが、加熱することでショウガオールという成分が増え、体を温めるのに抜群の効果を発揮する。実際、医療用の漢方百数種類のうち、7割~8割に生姜が使われているそうだ。ちなみに、生の生姜にはジンゲロールという成分が多く含まれており、血行促進や強い殺菌作用、吐き気を抑える効果があるのだとか。
生でも加熱しても美味しい効果が満載の生姜。今回、本書の中から「生姜紅茶」と「生姜みそダレ」を試してみた。

■生姜紅茶

 紅茶にすりおろした生姜と黒砂糖、塩を少々入れた紅茶。生姜紅茶という名前はよく聞くが、塩を入れるということまでは知らなかった。紅茶も生姜も黒砂糖も塩も、全て体を温める食材。熱いうちに飲むのがポイントだそうで、実際に飲んでみるとたしかに体が芯から温まる。冷え性の人はもちろん、寒い日にはぜひ飲んでほしい。

■生姜みそダレ

 作り方は至って簡単。生姜と味噌、酒、みりん、はちみつを鍋で混ぜ合わせるだけ。カップに材料をすべて入れ、電子レンジで加熱してもできる。今回は豚肉でにんじんとさつまいもを巻いて焼いたものにかけてみた。普段の食事が、この生姜みそダレで新しい味に早変わり! 他にも温野菜、焼きおにぎり、豆腐、サラダ、おでんなど、いろいろな料理に活用できる。

 どちらも、特殊な食材は使わず簡単に作ることができる。冷えは万病の元、とよく言われている。辛い冷えから自分を守り、健康な毎日を送ろう!

文=月乃雫