直木賞作家・中島京子さんトークイベント開催

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

2014年12月6日(土)、パスティーシュ(模倣)小説集『パスティス』(筑摩書房)を出版した直木賞作家の中島京子氏と「ブックショート」がコラボレーションしたトークイベントが開催される。

パスティーシュは、“模倣”を意味するフランス語。中島京子氏の新刊『パスティス』は、太宰治、吉川英治、ケストナー、ドイル、アンデルセン等様々な物語をモチーフに創られたパスティーシュ小説が盛りだくさんの1冊。

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同イベントは、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が、短編小説をWEBで公募し、大賞作品をショートフィルム化やラジオ番組化するプロジェクト「ブックショート」が主催する。ブックショートが現在公募している短編小説のテーマも『パスティス』同様、2次創作がテーマのため今回のトークショーが実現した。

イベントでは、中島京子氏にパスティーシュの魅力を語っていただくとともに、その創作のアイデアや作り方も解説される。パスティーシュ小説創作の手法=ブックショート応募のヒントを学ぶこともできるイベントとなっている。参加費は無料でイベント終了後は、書籍の販売も行う。

【イベント概要】
タイトル:『パスティス』(筑摩書房)出版記念!中島京子“パスティーシュ小説の魅力・創作の手法”公開講座
出演者:中島京子
開催日時:2014年12月6日(土)15:30開場 / 16:00開演 / 18:00終演予定
会場:SSUビル地下1F (東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目12-8
参加費:無料 Peatixにて受付中
問い合わせ:info@bookshorts.jp
⇒「『パスティス』出版記念!中島京子“パスティーシュ小説の魅力・創作の手法”公開講座」イベントページ

■『パスティス 大人のアリスと三月兎のお茶会中島京子
筑摩書房 / 1,500円(税別)
太宰治、吉川英治、ケストナー、ドイル、アンデルセン…。あの話この話が鮮やかに変身するパスティーシュ小説集。思わずにやりとする、文芸の醍醐味がたっぷり!

中島京子

中島京子(なかじま・きょうこ)
1964年東京都生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。 出版社勤務、フリーライターを経て、2003年『FUTON』で作家デビュー。2010年『小さいおうち』で第143回直木賞受賞。同作は山田洋次監督によって映画化され、2014年公開。 著書に『イトウの恋』、『ツアー1989』、『平成大家族』、『宇宙エンジン』、『東京観光』、『妻が椎茸だったころ』、『かたづの!』などがある。