小野不由美最新刊『営繕かるかや怪異譚』発売!カバーイラストは『蟲師』の漆原友紀!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

マンガ家の漆原友紀氏が装画を手掛けたことで話題となっているのが、2014年12月3日(水)に発売された小野不由美氏最新小説の『営繕かるかや怪異譚』。古い建物で起こる怪奇現象の数々を怪異専門の建築探偵ともいうべき“営繕屋かるかやの尾端”がさっそうと現われ、縺れた怪異の糸をするすると解いてゆく、怪談短篇全6篇が収録されている。

作家の道尾秀介氏、映画監督の中村義洋監督からの推薦コメントや、小野不由美氏、漆原友紀氏からのメッセージなど、充実したコンテンツが満載の特設サイトも公開されている。

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 また、購入者へのプレゼントキャンペーンを実施。12月3日より一部書店にて『営繕かるかや怪異譚』を購入した方に発売記念ポストカードが配布される。

  • 営繕かるかや怪異譚

■『営繕かるかや怪異譚
著:小野不由美
発売日:2014年12月3日
頁数:272頁
体裁:四六判上製
価格:本体1,500円+税
カバーイラスト:漆原友紀(『蟲師』『水域』)
⇒『営繕かるかや怪異譚』特設サイト
⇒怪談専門誌『幽』twitter

●「営繕」とは?
建造物の新築と修繕のこと。(三省堂『新明解国語辞典』第四版より)
一般的には模様替(リフォーム)なども含む。

●「かるかや」とは?
山野に自生する多年草。葉はイネに似て、秋、ムギの穂に似た小さい花を葉のわきにつける。高さは1.5メートルくらいに達する。(三省堂『新明解国語辞典』第四版より)

小野不由美(おの・ふゆみ)
12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。「十二国記」と並行して執筆した『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年~11年刊行。12年、二作が相関関係にある『鬼談百景』と『残穢』を刊行し話題に。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。現在も日本唯一の怪談専門誌「幽」(KADOKAWA刊)で「営繕かるかや怪異譚」を連載中。