希望の相手は「年上」で「年収1千万円以上」 ビッグマミィ・美奈子が「婚活」していた! その結果は?

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公開日:2015/1/16

 昨年、とあるテレビ番組で背中に彫られたタトゥーを公開したビッグマミィ・美奈子氏。ファッション感覚で入れるワンポイントものとは異なり、背中全面を彩るそれは、相当な迫力だった。タトゥーを公開してから「仕事が激減してしまった」というから、視聴者やテレビ関係者に与えた衝撃は、やはりかなりのものだったのだろう。

 そんな美奈子氏が、知られざるところで「婚活」を頑張っていたという。著書『ビッグマミィ美奈子 婚活を行く!』(双葉社)のなかで、合コンや婚活パーティー、お見合いなどさまざまなイベントに精を出している様子が描かれている。「6人も子どもがいて…」という声もあるかもしれないが、当の子どもたちは、「美奈(子)が好きになる人だったら絶対おもしろい! 応援するよ」と肯定的だったよう。そんな子どもたちからの後押しもあり、美奈子氏のガチな婚活は始まったのである。

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 最初に参加したのは、極々一般的な「婚活パーティー」。会場に入って、まず戸惑ったのがプロフィールカードの存在だ。自分のことをどこまで書いていいものかわからなかった美奈子氏は、「最終学歴:ナイショ(ハート)」「職業:自由人」「住所:港区(所属事務所の住所)」と書いてしまう破天荒ぶりを発揮。その結果、フリータイムでは見事“ぼっち”になってしまう始末。後に、このときの敗因を「完全にプロフィールカードだ」と振り返っている。確かに、美奈子氏のことをあまり知らない人からすれば、「港区在住の自由人」なんて怪しさ満点。その時点で、声をかけるのをやめてしまうかも…。

 その後、趣味コンや街コンなどへの参加を続けたものの、戦績はイマイチ…。そこで、「もっと地に足のついた婚活を」と選んだのが、「バツあり&バツ理解者パーティー」だ。これは文字通り、離婚経験や子どもの有無を気にしない人たち向けの婚活パーティー。実際、参加者はほとんどバツありの人たちだったそう。そこで美奈子氏は、堅実そうな男性とカップル成立!…したものの、2人きりで2次会に行く途中、「なんだかさっきと印象が違う…」と食事もせずお別れしてしまったという。美奈子氏曰く、パーティーの最中はいつもと違うテンションになってしまうからこそ、その後の2次会が非常に重要とのこと。そこで改めて冷静に相手を判断する必要があるのだ。

 最後に挑戦したのが、「結婚相談所」への登録(いよいよ本気モードが漂うが…)。ところが、美奈子氏が提示した相手への希望条件は「年収1千万円以上」「32~50歳(年下は苦手だから)」「東北・北海道出身はNG(寒いから)」など、非常に細かい…。これにはプロも苦笑いだ。しかし、年収・年齢で当てはまる人物がヒット。北海道出身の喫煙者ということで、初めは美奈子氏も難色を示すが、相談員に「書面だけで判断するのはもったいない」と説得され、実際に会ってみることに…。その結果はまさかの好感触! なんと、「またデートをしたい」と気に入ってもらえたのだ。それを受け、まずは「お友達」からお付き合いをしていくことにしたという。

 今回、あらゆる婚活を試してみた美奈子氏。ドンズバな理想の相手とは出会えなかったようだが、同性の友人ができたり、子どもたちから「最近キレイになった」と言われたり、本来の目的とは異なる恩恵を受けられたそう。そして何より、いつも応援してくれる6人の子どもたちが「宝物」だということに気がついたのだ。美奈子氏は“シングルマザー”ではあるが、“ひとり”ではない。すでに大切なものを持っている彼女ならば、これからも幸せに生きていけるような気がする。ミーハーながらも、今後の彼女をひそかに応援していきたい!

文=前田レゴ