女性は男性よりも5倍不倫にハマりやすい! 経験者226人が語る不倫の実態

恋愛・結婚

更新日:2015/2/5

 あなたは「不倫」という言葉に何を連想するだろうか。背徳? 道ならぬ恋? それとも自分の恋愛? 近年では「不倫」に対するハードルがかなり低くなっているようで、筆者の周りにも大きな声では言えないが経験者が複数いる。それを反映するように、気付けば「不倫」をテーマにしたドラマは今や定番となっているようだ。ちなみに2010年のドラマ「セカンドバージン」は、鈴木京香演じるキャリアウーマンが不倫に目覚めるストーリーだったが、内容はもちろんのこと、放送局がNHKだったということも話題になった。

 しかし説明するまでもなく、不倫はれっきとした不法行為である(民法709・710条)。にもかかわらず“いい大人”がハマってしまうのはなぜなのか? そして当事者たちは不倫にどんなメリット・デメリットを感じているのか? そんな疑問を解決すべく、不倫経験者226人(男46名・女180名)に実際にアンケートを行い、『みんなの不倫 お値段は4493万円!?』(宝島社)という書籍をまとめたツワモノが、7000人を超える離婚相談を処理した行政書士・露木幸彦氏だ。

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女性は男性よりも5倍不倫にハマりやすい

 本書によると、タイトルにある「4493万円」という金額は不倫の賠償金額ではなく、不倫経験者226人に“不倫の快感をお金で評価してもらった平均値”なのだという。しかも男性の平均は1182万円なのに対し、女性の平均は5339万円と約5倍で、女性の回答には「しなければよかった」「失うものが大きすぎた」などの「ゼロ円回答」がなかったのだとか(男性はゼロ円と答えた人も複数いたそう)。ここから分かるのは、「女性のほうが不倫にハマりやすく、不倫したことに後悔しない」ということだ。これからまさに婚外恋愛に踏み出そうかと迷っている女性は、ここにぜひ留意してもらいたいところ。

性欲を発散したい男性、恋愛をしたい女性

 アンケート結果によると、「何に対して快感を覚えるか」という質問に対し、男女とも1位は「心の癒し」や「気持ちが豊かになる」といった「精神的メリット」を挙げているとのこと。しかし2位は、女性が「ときめき」や「疑似恋愛」といった「恋愛的メリット」(11%)を挙げているのに対し、男性は「性欲の発散」や「体の相性」といった「肉体的メリット」(15%)を挙げているそうで、男女の違いにクッキリと差があったという。これに前述した不倫の値段を掛け合わせると、「恋心を満たされた女性>性欲を満たされた男性」という図式ができあがるわけである。

不倫中毒者には共通点が2つある

 著者はこの前代未聞のアンケートを通して、不倫が「魅力的な恋愛」だと感じる人には2つの共通点があることを見出したという。その1つが「心の中が空白や隙だらけ」ということ。そして2つ目が「ムラムラしている男」と「ドキドキしたい女」であり、この男女間の思考のズレを考慮した上で不倫しないと(決してオススメはしないが)、家庭崩壊やとてつもない代償を支払うことにつながるのだと分析している。

 また本著には、不倫関係に陥ってしまった25人に実際に取材を敢行し、その赤裸々な声を「不倫告白」「不倫名言集」として収録している。もし今、まさに不倫中orこれから不倫しちゃうかも?という人がいるなら、まずは不倫の実態を学び、自分の心の中を客観的に分析してみることをオススメしたい。

文=増田美栄子