世界の「有名廃墟」がヤバイ! SNSで話題の写真集ついに刊行!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

  • 世界の廃墟

    ブルガリア共産党ホール 1

 世界の廃墟を集めた国内初の写真集『世界の廃墟』(飛鳥新社)が2015年1月31日(土)に発売された。発売前よりSNSを中心に大きな話題を集め、Amazonでは“写真集”カテゴリ1位(1月30日付)をマークする人気となっている。

 監修・解説を担当するのは、ベストセラー写真集『奇界遺産』(エクスナレッジ)の写真家、佐藤健寿氏。本書には佐藤氏自身の作品も多数収録されている。

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いま欧州を中心に、ネット上で仲間を集めて世界各地の廃墟探訪ツアーを行う「都市探検(アーバン・エクスプロレーション)」がブームとなっている。こうした「都市探検家(アーバン・エクスプローラー)」たちに、同じく都市探検家でもある佐藤氏が写真の撮影・提供を呼びかけることによって『世界の廃墟』は実現した。

日本では「軍艦島」(長崎県)の知名度の高さゆえか、海外の廃墟に目が向けられることはほとんど無かったため、世界の廃墟を紹介した本は、『世界の廃墟』が日本初となる。

  • 世界の廃墟

    ブルガリア共産党ホール 2

『世界の廃墟』とは
新たな時代はいつも、廃墟からはじまる。チェルノブイリ原発爆発で無人街となった「プリピャチ」。海外では知らぬ者のいない「ブルガリア共産党ホール」。「サイレントヒル」のモデルとなったゴーストタウン「セントラリア」。ヒトラーが収容された「ベーリッツ療養所」など…。世界の名だたる廃墟を一望する網羅的写真集である。

  • 世界の廃墟

    「プリピャチ」(ウクライナ)

  • 世界の廃墟

    幽霊マンション「サトーン・ユニーク・タワー」(タイ・バンコク)

  • 世界の廃墟

    一家が謎の失踪をとげた「医師の家」(ドイツ)

  • 世界の廃墟

    「セントラリア」(アメリカ)

世界の廃墟■『世界の廃墟
監修・解説:佐藤 健寿
判型:B5判並製オールカラー
ページ数:120ページ
定価:1,759円+税
販売先:全国の書店およびネット書店

佐藤健寿■佐藤健寿(さとう・けんじ)
武蔵野美術大学卒。自然物・人工物・タブー・奇習など世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・取材・執筆を行っている。世界80カ国以上を巡って撮影された写真集『奇界遺産』(エクスナレッジ)は異例のベストセラーに。他の著作に『奇界遺産2』(エクスナレッジ)、『X51.ORG THE ODYSSEY』(講談社)など。世界の奇妙な現象を調査するサイト「X51.ORG」主宰者としても知られる。

シャオ・ヤン■カバー写真:シャオ・ヤン
カバー写真を担当したのは都市探検家のシャオ・ヤン氏。ヤン氏は中国・北京のアリババ社でグラフィックデザイナーをつとめる傍ら、ネット上で多くの廃墟写真を発表する、都市探検コミュニティでは著名な人物。