縁の下の力持ち? ディズニーリゾートのマイナーなキャスト3選

ディズニー

公開日:2015/3/5

 ディズニーランドやシーへ行くといつも笑顔で出迎えてくれるキャスト。

 アトラクションでの誘導・案内・機械操作などを行うアトラクションキャスト。パーク内での清掃を担当し、水を使って地面に絵を描くアートが人気のカストーディアルキャスト。商品の販売、レジ打ち、袋詰めなどを行うマーチャンダイズキャスト。など、ディズニーキャストにはさまざまな仕事がある。夢の国でのキャストの働きぶりを見て華やかな印象を持つ人もいるだろう。

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 しかし、ディズニーキャストの仕事は当然ながら目立つものばかりではない。2月19日に発売された『東京ディズニーリゾート キャストの仕事 Disney in Pocket』(講談社)では、パーク内では目にしているかもしれないけれど意外と知られていないキャストの仕事も紹介されている。

 ちなみに本書に掲載されている中高生向け「あなたがなりたいキャストは?」というアンケートによると人気の仕事は次の通り。
1位 アトラクションキャスト
2位 カストーディアルキャスト
3位 マーチャンダイズキャスト
4位 ショーキャスト
5位 セキュリティオフィサー、ガイドツアーキャスト、ファシリティキャスト

 今回は、このランキングに入らなかった仕事から、ディズニーキャストのマイナーな仕事をピックアップしてみた。

メンテナンスキャスト

 東京ディズニーランドにある「ウェスタンリバー鉄道」は、蒸気の力で走る本物の蒸気機関車。この「ウェスタンリバー鉄道」の運転補助を行うのがメンテナンスキャストだ。ゲストの安全を確認したり、鐘を鳴らしたり、乗り物から笑顔で手を振ったりしている。
「ボイラー技士免許」をとれば、メンテナンスキャストから運転手に昇格することも可能。運転手を支える縁の下の力持ち的な仕事。

ヘアアンドメイクアップキャスト

 ヘアメイクといって思い浮かべるのは、ショーのヘアメイクではないだろうか? しかし、今回、紹介するのはゲストの女の子にヘアメイクをするお仕事。
 ディズニーランド内のホテルにある「ビビディ・バビディ・ブティック」で、プリンセスに憧れる3歳~小学校6年生までの女の子のドレス選び、ヘアセット、メイクアップを施す。美容師免許も必要なヘアアンドメイクアップキャストは女の子の夢を叶えるお仕事。

ゲストコントロールキャスト

 パレードやショーのご案内をする仕事。開催時間、お目当てのディズニーキャラクターがいるフロートの停止位置など、ショーやパレードに関する質問にはなんでも答えてくれる。
 ゲスト参加のダンスがある場合などは手拍子のタイミングや振り付けを実演し、ゲストにわかりやすく説明してくれる。ショーやパレードのスペシャリスト的存在。

 このほかにも、ショーやパレードに出演するダンサーのウィッグ製作・管理をするウィッグキャスト。コスチュームの管理・貸し出しをするショー・イシューキャスト。ショーの出演者の送迎をするショーサービスキャスト(ドライバー)など、さまざまな職種がある。本書ではここに挙げた以外にも全27種類全ての仕事が掲載されている。

 温かくなったらディズニーランドやシーに行こうと考えている方には、ぜひ目を通してもらいたい。今まで気付かなかったディズニーキャストの働きぶりを目にできるはずだ。

文=舟崎泉美