社会

安室やこじはるからメールやLINE!? 迷惑メールにマジレスすると一体どうなるの?

 毎日何10通、何100通もの迷惑メールに悩む人も少なくはないだろう。「相手にするのは危険」「受信拒否すればそれで良し」というのが常識だが、迷惑メールに“マジレス”すると、どのような反応が返ってくるのか。そんな危険なことを実際に試したことがある人はほとんどいないに違いない。

 ロケットニュース24編集長で迷惑メール評論家でもあるGO羽鳥著『絶対に返してはいけない迷惑メール、LINE乗っ取りにマジレスしてみた。』(ワニブックス)は、タイトルの通り、羽鳥氏が迷惑メールに“マジレス”してみたその実録である。

 迷惑メール送信者は毎日あの手この手でアプローチをかけ、私たちをどうにか騙して、多額の費用のかかる怪しげなサイトに登録させようとしている。そんな迷惑メール業者からのメールを一切読まずに削除してしまう者も多いだろうが、よくよく内容を見てみれば、そのストーリー性に驚かされることだろう。特に芸能人をネタにしたものは読んでいるだけで面白い。たとえば、ある迷惑メールでは、自称・「安室奈美恵」が私たちに「恋愛がしたい」アピールをしてくるのだ。恋愛禁止のAKB48への同情を示したかと思えば、元夫SAMや息子への思いを吐露したり、ロンブー淳との関係が噂された頃のことなどを赤裸々に語ったりして「息子も手が離れたし、そろそろ恋がしたい」という。おまけに、ネットで出回っている写真を流用したものだが、「1時間前に取った自分の写真」として画像も添付してある手の込みよう。「業界の人ではなく、普通の人が一番私を理解してくれると思った」「真剣な恋を水面下ですすめていくには正直こういう場所でしか無理だった」と一見ありえそうな状況で怪しげなサイトを薦められたら、盲目的なファンだったら、思わず騙されてしまうのかもしれない。

 中でも羽鳥氏が実際にやりとりをした相手としては、自称「こじはる」の存在が光る。「私、陽菜って言います。こじはるって言った方がわかるかな?たかみなのサブアドとまちがえちゃったみたいです。すいません」と突然メールが届くが、最初はいくら羽鳥氏がアプローチしても、自称・こじはるは忙しいのか、まるで壊れたロボットのように日常生活を書いただけのメールを送られてきたという。「火曜日にあるノースリー部のラジオ収録の打ち合わせしてくるね!」「有吉共和国の収録いってきまーす」「間違いメールがきっかけだったけどさ…せっかくの縁を大切にしたいんだ(*´艸`)だから仲良くしたいんだけど、なんて呼べばいいかな?お名前教えて♪」羽鳥氏はとりあえず「ハトチャンって呼んでね!」とフレンドリーに答えてみたが、やはり「あらかじめ用意しておいた定型文」的な内容ばかりが返ってきてまるで噛み合ない。

 しかし、不思議なことに「お昼は中華料理屋さんで天津飯をいただくことにしました」とのこじはるからのメールに「私はチャーハンが好きです。」と返答し、その後のメールにもすべて「チャーハン」に関する内容で返答したことから「チャーハンにはちょっとうるさい感じかな?」との返信が届き、ようやく個別にメールをもらえるようになったらしい。業者は、最初は定型文を一斉送信し、「騙せるかもしれない」相手を見つけると、個別メールを送ってくるように切り替えているようだ。こじはるも羽鳥氏を「騙すぞ」と狙いを定めたらしい。だが、羽鳥氏は怯むことはない。「美味しいチャーハンの店教えて!」「チャーハンに入れるとウマイ意外な具って知ってるかな?」とさらにチャーハンネタで攻めまくる…。こじはるも最初は乗ってくれ、「チャーハンにはレタスが良いよ!」との言葉とともに怪しいサイトへの勧誘をしてきただが、「レタス!レタスかぁ…。もっと意外な具を聞きたいんだ。チャーハンに入れると美味しい意外な具材、レタス以外にあるかな?」とダメだしメールを送信すると、こじはるは激怒。「えっと…おちょくってる?ならとことん付き合うけど」とのメールをなんと63通も送ってきたという。迷惑メール業者も一度は「騙せる!」と思った相手がチャーハンの話しかしてこなかったのだから、思わず腹を立ててしまったのかもしれない。

 羽鳥氏と迷惑メール業者との数々のやりとりを見ていると、業者にとって迷惑メールって送るメリットあるのだろうかという疑問が湧いてくる。あまりにも手間がかかるのにも関わらず、「こんなので騙されるの?」という気になってくるのだ。しかし、何千人に1人、何万人に1人という割合でも騙される人がいるからこそ、迷惑メールは存在している。この本は抱腹絶倒しながら、迷惑メールの実際を学べる教科書。ただし、「※良い子はマネしないように」。この本の中で、迷惑メール業者とのやりとりを擬似体験してみると良いだろう!

文=アサトーミナミ



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