「これが最後のライトノベル」冲方丁の人気シリーズ再起動!

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公開日:2015/4/1

  • テスタメントシュピーゲル

 日本SF大賞、本屋大賞を受賞するなど、ジャンルを超えて活躍する作家、冲方丁(うぶかた・とう)氏。彼の人気ライトノベル『シュピーゲル』シリーズの最新作『テスタメントシュピーゲル2』(角川スニーカー文庫)が上下巻で2カ月連続刊行されることが決定した! 上巻が2015年5月1日(金)、下巻が6月1日(月)発売となる。

『テスタメントシュピーゲル2』の刊行に際し、冲方氏からも「これまでに培った全ての筆力を注ぎ込み、この物語を決着させます。彼ら彼女らの最後の戦い、どうか見届けて下さい」という熱いメッセージが届いている。

 近未来のウィーン〈ミリオポリス〉を舞台に、機械化された少女たちが繰り広げるポリティカル・アクション『シュピーゲル』シリーズは、これまでに『スプライトシュピーゲル』(富士見ファンタジア文庫)、『オイレンシュピーゲル』(角川スニーカー文庫)、『テスタメントシュピーゲル』(角川スニーカー文庫)を発売。第1回角川スニーカー大賞受賞者でもある冲方氏の最長シリーズ作品として、ファンから長らく続編の執筆が待たれてきたシリーズ最新作だ。

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  • シュピーゲル
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 冲方氏自身、「これが最後のライトノベル」として熱筆をふるう『シュピーゲル』シリーズ。現在はシリーズ最終巻となる『テスタメントシュピーゲル 3』の執筆にも取り掛かっている!

『テスタメントシュピーゲル 2』あらすじ
西暦2016年、国際都市ミリオポリス。公安高機動隊の鳳、乙、雛は電子戦演習で秘められた才能を開花させていた。そんな時に発生した囚人護送バス襲撃事件。些細な事件かと思われたが、大規模な情報汚染に異変を察知した3人は、窮地に陥る憲兵大隊の涼月、陽炎、夕霧らを救うために現場へ急行する。特甲猟兵の襲撃、AP爆弾の炸裂が重なる緊急事態を経て、事件は予想外の展開へ…。最終章第2幕スタート!

テスタメントシュピーゲル

■『テスタメントシュピーゲル 2 上
著者:冲方 丁
発売日:2015年5月1日(金)
本体定価:820円
ページ数:528ページ
イラスト:島田フミカネ
出版:角川スニーカー文庫
*電子書籍版も同時発売予定。

テスタメントシュピーゲル

■『テスタメントシュピーゲル 2 下』
著者:冲方 丁
発売日:2015年6月1日(月)
本体定価:820円(予価)
ページ数:560ページ
イラスト:島田フミカネ
出版:角川スニーカー文庫
*電子書籍版も同時発売予定。

冲方丁

■冲方 丁(うぶかた・とう)
1977年岐阜県生まれ。96年『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞 受賞。09年に刊行した初の歴史小説『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋 聖一文学賞を受賞。12年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。最新作は『はなとゆめ』。