ヨーグルトを焼くだけでモッツァレラチーズ!? 「焼きヨーグルト」を作ってみた!

食・料理

公開日:2015/5/20

 『-200Kcalがかなう万能調味料! 豆腐クリームレシピ』(重信初江/宝島社)が話題になり、いろんな出版社から豆腐クリームの本が出版されている。そんな中、次の新食材として注目されているのが、『焼きヨーグルトレシピ やせる! 美肌になる! 免疫力アップ!』(浜内千波:著、奥村 康:監修/宝島社)。

 どこにでも売っているプレーンヨーグルトを水切りし、オーブンで10~20分焼くことで、まるでモッツァレラチーズのような食感になるという。レシピ検索サイト「クックパッド」や、TV番組『グッド!モーニング』『スッキリ!!』などでも取り上げられ、大絶賛されている。

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 チーズは美味しいが、価格が意外と高かったり、カロリーが気になったりする。それに比べヨーグルトは、安価で低カロリー。それでいて腸内環境を整え、ダイエットや美容にも効果を発揮する。非常にありがたい食材だ。
しかし、気になるのはやっぱり味。本当にチーズっぽくなるのだろうか? ということで、今回も実際に作ってみた。

まずは、焼きヨーグルトを作る(P.8~9)

 ボールの上にザルを置き、上にキッチンペーパーや揚げ物用の紙を敷いて、その上にヨーグルトをあける。そのまま冷蔵庫で30分~1晩(好みで)置く。長く置けば置くほど、水切りができて濃くなる。

 水切りしたヨーグルトを器に移し、オーブントースターで10分~20分焼けば完成! ヨーグルトとは思えない、チーズのような物体が完成。直後に食べると若干酸味が気になるが、一晩置くとよりチーズらしくなる。

出来上がった焼きヨーグルトを使って、「焼きヨーグルトのステーキ」(P.36)

 かぶとベーコンを炒め、焼きヨーグルトも表面を軽く焼く。お皿に盛って、醤油、酒、みりん、粒マスタードを煮詰めたソースをかけるだけ。ベーコンの塩気とソース、焼きヨーグルトの相性は想像以上だった。カロリー的にも値段的にも、これならたくさん食べられる。

続いてもう一品! 「スティック春巻き」(P.42)

 春巻きの皮に焼きヨーグルトを乗せて巻き、フライパンで焼くだけ。今回は焼きヨーグルトのほかに、明太子を入れたりアンチョビを入れたり、ちょっとアレンジしてみた。お手軽に作れてしかもヘルシー。おつまみにありがたい一品。

オリジナルで作ってみた!「デザートチーズ風焼きヨーグルト」

 水切りをした状態のヨーグルトに、ジャムを混ぜて焼くだけ。半分はマーマレード、もう半分はりんごジャムとレーズンを入れてみた。味は…これは大成功と言っていいレベルではないだろうか。見事なデザートチーズになっていた。リッツやクラッカーと相性抜群!

『焼きヨーグルトレシピ やせる!美肌になる!免疫力アップ!』には、他にも「焼きヨーグルトとじゃがいものグラタン」、「生ハムの焼きヨーグルト巻き」など、作ってみたい、チャレンジしてみたいレシピがたくさん掲載されていた。また、焼きヨーグルトは水切り時間や焼き時間によって食感や味が変わるそうなので、自分好みの焼きヨーグルトを研究してみるのも楽しそう。

 ヨーグルトを焼くと、乳酸菌はほぼ死滅してしまうそうだが、死菌でも免疫力をアップさせるなどの効果は消えないとのこと。毎日の食事に焼きヨーグルトを取り入れて、美味しく健康的な体を手に入れよう!

文=月乃雫