人と本とがつながるWEBメディア「ほんのひきだし」オープン

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/20

  • ほんのひきだし

 国内最大規模の出版販売会社である日本出版販売(以下「日販」)が、書籍情報サイト「ほんのひきだし」を2015年5月18日(月)に開設した。

 「ほんのひきだし」は、日販がかねてより作成していた販売促進や読書推進の広報誌の中から、厳選したトピックスを中心にWEBで手軽に読めるようにしたサイトとなっている。「くらす」「知る・学ぶ」「楽しむ」「本屋を歩く」「もっと見る」の5つのジャンルで形成されており、各ジャンルに合わせた本の紹介や情報を読むことができる。

<掲載記事例>
くらす
年齢に合わせて見直そう!「シニアごはん」
今日はノー残業デー!早く帰った日は○○してリラックスしよう♪

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知る・学ぶ
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楽しむ
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本屋を歩く
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もっと見る
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 現時点では、日販が保有しているPOS動向やランキングなどの情報を、社員が記事にすることを基本としている。しかし今後は、本について多くの知見を持つ書店員からの情報も掲載する予定だ。

 さらにサイトオープンに伴い、スマートニュースが提供するスマートフォン・タブレット向けニュース閲覧アプリ、「SmartNews(スマートニュース)」内の「読書」チャンネルと連携することになった。こちらは読書に関する情報を統合的に閲覧できるチャンネルであり、年代や性別を問わずあらゆる方が楽しめる。日頃読書から離れていた方も興味が持てるはずだ。
⇒「ほんのひきだし」

日本出版販売が語る「ほんのひきだし」開設の経緯
私たちは書店員を「人と本とをつなぐ一番の架け橋」だと捉えています。一般の方々が本と出会う機会の多くは店頭にあり、その店頭を作っているのは書店員です。書店員は様々な情報を集めてお店作りをしています。そのため、まずは書店員の皆様に日販が保有しているPOS動向や顧客購買情報など、様々な情報を整理した上でお届けし、その上でお店づくりに役立つヒントをご提供できればと思っております。

 元来、日販は書店向けに売り場作りのご提案として、『日販速報』『日販通信』『MD計画書』を、一般読者向けに『新刊展望』などの広報誌を作成し、情報を発信してきました。しかし、書店員は非常に多忙であり、その中で資料を探すのは困難でした。また、広報誌作成時と掲載時のタイムラグにより掲載された情報が古くなってしまうというマイナス面がありました。そのため、気軽に手持ちの端末から検索でき、タイムリーな情報をご提供できるサイトの開設に至りました。

もちろん、本サイトは読書が好きな方であればどなたでも楽しんでいただけるよう、一般の読者の方向けのコンテンツも多数掲載しております。

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