岐阜市と徳間書店がコラボ! 「文化人としての信長」にスポットを当てた歴史小説

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更新日:2017/11/20

  • 岐阜城

    岐阜城

織田信長は、1567年に岐阜城(稲葉山城)に入城し、当時「井口」と呼ばれていた地名を現在の「岐阜」と改め、岐阜を本拠地として天下平定を目指した。来る2017年は、この1567年より数えて450年という節目の年。岐阜市は2年後へ向けて「信長公450(ヨン・ゴー・マル)プロジェクト」への取り組みを進めている。

  • 信長公450プロジェクト

    黄金の織田信長公像

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「信長公450プロジェクト」の第一弾として発表されたのが、岐阜市、徳間書店、ムシカゴグラフィックスの3者連携による特別企画。岐阜市の全面バックアップのもと、岐阜市出身の歴史時代作家・早見俊氏が新たな信長公の物語『醒睡の都(せいすいのみやこ)』を執筆。この作品は、日本の歴史と文化を発信するウェブサイト、「歴史行路」上にて毎月連載。2016年に徳間書店より刊行予定となっている。
⇒岐阜市「信長公450プロジェクト」ページ
⇒歴史行路

■『醒睡の都(せいすいのみやこ) 岐阜信長譜(ぎふしんちょうふ)』
これまでの冷徹な君主としての「信長」像を刷新、茶の湯や能をたしなむほか、薬草園をつくり、文化・商業を保護し、庶民とみずから交流をもったという、「文化人」としての信長の素顔にスポットライトを当てる。

著者プロフィール
早見俊(はやみ・しゅん)
1961年4月、岐阜県岐阜市に生まれる。2005年『びーどろの宴 淀屋闕所始末記』で作家デビュー。会社員を続けながら作家活動を行っていたが、2007年より執筆活動に専念。現在、時代小説を意欲的に執筆、数多くの人気シリーズを抱え、文庫書き下ろし小説を牽引する一人。2014年には織田信長を主人公とした『常世の勇者 信長の十一日間』を上梓。現在、著作は120冊を越える。三浦誠衛流居合道三段。

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