「冨岡美沙子」声優インタビュー&撮り下ろしグラビア【声優図鑑】
更新日:2015/7/9
第64回となる今回は「アイカツ!」姫里マリア役や「スクールガールストライカーズ」不知火ハヅキ役などを演じる冨岡美沙子さんです。
――姫里マリア役として、「アイカツ!」の2014年のシリーズ第3弾から出演していますね。マリアはどんな女の子ですか?
冨岡:山の上にお城みたいなおうちがあって、ヘリを2機も持っているお嬢様アイドルなんですけど、自分で料理を作ったりエリザベス三世っていう牛の世話をしたり、ステージでは、見に来てくれた人がずっとここにいたいなぁと思ってもらえるように頑張っている、素直で裏がなくて、とてもいい子です。
――オーディションで決まった役?
冨岡: そうです。オーディションで決まってから、アニメの前にデータカードダスの収録があったので、そのときにスタッフさんとキャラクターのイメージを相談しました。そのときは身の回りのことは全部メイドさんがやってくれる洋風なお嬢様という設定でした。アニメが始まってからは、ちょっとキャラが変わりました。
――演技でこだわっていることは?
冨岡:当たり前のことを知らなかったりするくらいお嬢様だけど、イヤミがないように気をつけました。いちごちゃん(CV:諸星すみれ)と出会ってから「ノリ弁」を知ったというくらいお嬢様なんですけど(笑)、なんでも素直に驚いたり喜んだりできる、明るくて前向きな女の子なので。
――マリア役は、アニメで初のメインキャラクターなんですね。
冨岡:そうなんです。だから、メインの回は30分ずっとしゃべっているくらいセリフが多かったのでホントに緊張して、すごく汗をかきながら収録してました(笑)。
――女の子が多いアフレコ現場は差し入れやケータリングにこだわりがある、とイメージが。
冨岡:劇場版の収録のときは、スタッフの方が、いちごのチョコのラスクとか、かわいいお菓子を持ってきてくれました。お昼ご飯は特にすごかったです。全部具の違うおにぎり、サンドウィッチ、唐揚げ、ベーグル……みんな「すごーい」って言いながら、いっぱい食べてました(笑)。テンション上がりましたね(笑)。
――劇場版は昨年末に公開されましたね。初めて観たときの感想は?
冨岡:試写会で初めて観たんですけど、最初っから最後までずっと泣いてました(笑)。レギュラーで関わっている作品が劇場版になったのは初めてだったので思い入れもあったし、スクリーンの中でいちごちゃんたちが頑張ってる姿を観ていたら泣けてきました。アフレコでは、絵がまだ完成していなくて音楽もついていないから、「ここで、この曲が入ったんだ」っていう演出にもグッときました。
――映画館に観に行ったことは?
冨岡:その後、個人的に映画館に観に行きました。そのときはもう少し落ち着いてましたけど、また泣きました(笑)。前の席の小さい女の子が、「いちごちゃんが…」って隣のお母さんに話しかけたり、「おもしろかった」って拍手をしてくれたりして、「かわいい、ありがとう!」ってすごく嬉しかったです。ライブシーンでサイリウムを振ってもいい回が何度かあったみたいで、そちらもすごかったらしいです!
――映画館では、エンディングロールを観たときの喜びもひとしおでしょうね。
冨岡:そこが、いちばん泣きましたね。エンディングロールは本当に試写会で初めてみたんですけど、どんどん名前が流れていく感じではなくて、キャラクターが順番に出てきて、そこに大きく「姫里マリア 冨岡美沙子」と書かれていたんですよ。もう、大号泣でした!!!
私たち声優は、家で練習はしますけど、アフレコは2日間で終わるんです。でも、スタッフさんたちはギリギリまで作業をしていて、もっと名前を大きく出していい方々はいっぱいいるのに、キャストをフィーチャーしてくれるなんて感動しましたし、有難いなぁと思いました。
――「アイカツ!」といえばコラボ弁当が出たり、グッズも多いですが、チェックすることも?
冨岡:お弁当を買いに行ったんですけど、売り切れてて買えなかったんですよ。グッズも買ってますし、他のメンバーと一緒にデータカードダスをプレイしにいったこともありますよ(笑)。
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