子どもたちを変えた希望のダンス!ウガンダのエイズ遺児を5年間追い続けた写真絵本

社会

公開日:2015/6/8

  • 希望のダンス

 ウガンダでは、エイズ遺児の子どもたちの多くが小学校に通えない。1日1ドルで生きる子どもたちの貧因生活。現代の日本では考えられない過酷な現実だが、ウガンダの子どもたちは嘆いたりしない。彼らにはダンスがあるからだ。

 2015年6月5日(金)、『希望のダンス エイズで親をなくしたウガンダの子どもたち』(学研教育出版)が発売された。フォトジャーナリスト・渋谷敦志が、5年間にわたり追い続けて捉えた、子どもたちのリアルな姿がそこにある。

  • 希望のダンス

お父さんとお母さんは、セムチワニが生まれたあと、病気でなくなった。
エイズだった。
ジャッジャにとって、子どもたちとの暮らしでいちばん大切なものは食べもの。
学校は二の次だった。
セムチワニが火をおこし、サラがお茶をわかす。それが夕食だ。

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 さまざまな支援を受けながら、子どもたちがダンスをきっかけに、自信をつけ、前向きに学び、変わっていく姿に、きっとあなたも元気がもらえることだろう。

  • 希望のダンス

■『希望のダンス エイズで親をなくしたウガンダの子どもたち
著:渋谷敦志
定価:1,500円(+税)
発売日:2015年6月5日(金)
体裁:AB判/64ページ/オールカラー
出版社:学研教育出版
※売り上げの一部は「あしながウガンダ」に寄付される

希望のダンス

渋谷敦志(しぶや あつし)
フォトジャーナリスト。立命館大学在学中、1995年に起きた阪神淡路大震災の年に“あしなが学生募金”に参加し、震災で親を亡くした子どもたちへの支援活動に関わる。現在は、アフリカだけでなく、アジアや南米で、紛争や災害、貧困の問題を取材し、人々の生きる姿を写真で伝える。1999年MSFフォトジャーナリスト賞受賞。

絵本の中の彼らが、ウガンダから日本にやってくる!
ウガンダエイズ遺児による歌と踊り
開催日:2015年6月20日(土)
場所:東京・練馬文化センター こぶしホール
主催:あしなが育英会・米国ヴァッサー大学
⇒詳細ページ「世界がわが家」

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