話題の「沼サン」レシピ本がついに発売! 新たなアレンジレシピも追加!【作ってみた】

食・料理

更新日:2015/7/3

 溢れんばかりのキャベツが入った衝撃的なビジュアルから、瞬く間にSNSで話題になったサンドイッチ「沼サン」のレシピ本がついに6月22日宝島社から発売になった。その名もズバリ『沼サン』。そもそも「沼サン」とは、沼夫こと陶芸家の大沼道行さんが時間がなくても簡単にたっぷり野菜が摂れるように考案したサンドイッチのこと。本書では火付け役となったオリジナルの沼サンから新たに、食のプロのレシピも含め、全部で51ものレシピを紹介。

そこで今回はその中から、基本の沼サンと、ちょいアレンジレシピ、超変化球アレンジレシピの3品を作ってみた。

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1、基本の沼サン(P、10)

<材料>
食パン・・・・・・・・2枚
キャベツ・・・・・・・3枚半(140g)
玉ねぎ・・・・・・・・1/8個(20g)
ベーコン(薄切り)・・・2枚(長いものは1枚を半分にカット)
スライスチーズ(溶けるタイプ)・・・1枚
粒マスタード・・・・・・適量
マヨネーズ・・・・・・・大さじ2~2と1/2
黒こしょう・・・・・・・適量
お好みでピクルス(きゅうり)やブラックオリーブのみじん切り・・・適量

  • ①キャベツは千切りにする
  • ②玉ねぎもスライスしておく
  • ③食パンの1枚にチーズ、
    その上にベーコンをのせる
  • ④もう1枚はそのままで、
    2枚ともトーストする
  • ⑤パンが焼けたら、何ものせていない方
    の食パンに粒マスタードをぬる
  • ⑥①と②にマヨネーズと黒こしょうを加え、
    全体をよく混ぜる。
    ピクルスなどを加える場合はここで入れる
  • ⑦⑤に⑥を山盛りのせる
  • ⑧チーズとベーコンをのせた食パンを
    上からのせる
  • ⑨均等に力をのせながらギュッとプレスする
  • ⑩半分にカットしたら完成!

 中に挟む具材がかなりシンプルなため、味気ないサンドイッチなのでは? と思いきや、主役のキャベツのこのボリュームだからこそ出せる食感がたまらなく良く、また粒マスタードの塩気がキャベツの甘みを引き立てていてかなり美味しい。逆にこれからはこれくらいのボリュームの野菜を挟まないと物足りないくらい。もちろんお腹はパンパン。

2、スプラウトとツナマヨサンドイッチ(P、52)

 次は定番のキャベツを大量のスプラウトに変えた一品。トーストしてチーズを乗せた食パンにマヨネーズであえたツナとスプラウトをこんもりのせ、バターを塗ったもう1枚の食パンでギュッとプレス。こちらはキャベツとは違ったスプラウトの食感が楽しいレシピ。サンドイッチには鉄板のツナマヨとスプラウトがまたよく合う。

3、セサミチリレモンキャベツとキウイのサンドイッチ(P、30)

 超変化球レシピがこちら。トーストした食パンの上に、まるまる1個を半分に切ったキウイをのせ、その上にオリーブオイル、レモン汁、粉唐辛子、大量のすりごまであえた千切りキャベツを山盛りのせ、その上に食パンをのせギュッとプレス。まず見た目のインパクトにビックリし、あまりにも味の想像がつかずに恐る恐る食べてみたら、意外や意外、たっぷりのごまの香ばしさと赤唐辛子のピリッとした辛さがアクセントとなり、そこにキウイの甘酸っぱさが絶妙にマッチしてさわやかなサンドイッチに仕上がっていた。騙されたと思ってぜひトライしてみてほしい。

改めて「沼サン」を上手に作るポイントのおさらい

千切りにした野菜をトーストした食パンの上に山盛りのせて挟むのが特徴の沼サン。押さえておけばよりおいしく作れるポイントは3つ!
●ポイント1 具を挟んだ後は、しっかりプレスする
●ポイント2 キャベツとマヨネーズを手早くよく混ぜる
●ポイント3 思い切りよく一気にカットする

普段の食事でこれだけたくさんの野菜を摂るのはなかなか大変だが、「沼サン」なら簡単にペロッと食べられてしまうから不思議。シンプルながらアイデア次第でいろんなレパートリーが広がる「沼サン」ワールドをぜひ試してみて。

文=JUNKO