お米でミルクができる!? ヘルシー&栄養たっぷりで良いことだらけの「ライスミルク」【作ってみた】

食・料理

更新日:2015/7/5

 日本人は“カラダに良いもの”が好きだ。テレビやネットなどで「◯◯が健康に良いらしい」と紹介されるとお店ではすぐに品切れになったりして一大ブームが起こる。そんな中、また新たなるブームの兆しを見せているのが「ライスミルク」。

 ライスミルクとは、「お米から作った牛乳」のこと。原料は、植物油・食塩・水などに玄米を使うことが多く、植物性のミルクとも言える。そんなライスミルクは牛乳、豆乳に続き、第3のミルクと言われている。また栄養面では牛乳に比べて、低カロリー・低脂肪でコレステロールを含んでいないというのが特徴。

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 欧米などでは以前から牛乳や大豆にアレルギーのある人の代替食品として使われるなど、かなり一般的な飲料で、最近日本でも芸能人やモデルをはじめとした美容に関心の高い女性達がいち早く生活に取り入れてきている。また最近では『はじめてのライスミルク』(大久保朱夏:著、小島美和子:監修/自由国民社)という書籍も発売され、ますます注目度が上がってきている。

 ただ、まだまだ日本には市販品は数が少なく、あったとしてもかなり高価だったりするため今回はこの書籍で紹介されている玄米を使った自家製ライスミルクと、ライスミルクを使ったレシピ3つを作ってみた。

1、玄米ライスミルク(P、83)

<材料>(作りやすい分量)
炊いた玄米・・・・・・・・・100g
水・・・・・・・・・・・・・480~500ml
メープルシロップ(または濃縮タイプの甘酒)・・・小さじ1
塩・・・・・・・・・・・・・ひとつまみ

<作り方>
1、容器に炊いた玄米ごはん、水、はちみつ、塩を入れる。

2、ブレンダーなどで撹拌する。

なめらかになれば、完成!

 グラスに注ぐと、ちょっと茶色みがかった乳白色に。味はほんのりお米の甘さを感じるがクセはなく、後味は見た目とは違ってかなりすっきりあっさり。かすかにお米の香りもする。

2、キウイのスムージー(P、21)

 実はライスミルクは即効性のあるエネルギー源に適していると言われ、その特徴を最大限に活かすためには“朝”に摂ると良いそう。そこで朝食として起きたらすぐ簡単に作れるキウイのスムージーを作ってみた。皮をむき、ひと口大に切ったグリーンキウイとはちみつ、ライスミルクをブレンダーに入れて撹拌。キウイの爽やかな酸味が一口めから広がり、後味はかなりスッキリ。ビタミンCもたくさん摂れるので、紫外線が強いこれからの季節にぴったり。

3、なめらかポテトサラダ(P、46)

 万能なライスミルクをいつもの料理に加えた一品。ゆでて潰したじゃがいもに刻んだゆで卵、ライスミルク、酢、塩・こしょうを加えて混ぜたら完成。マヨネーズが入っていないシンプルな味付けだが、ライスミルクのおかげでしっとり&少しコクのあるポテトサラダに。カロリーが気になる方におすすめ。

4、ライスミルクのコーンポタージュ(P、56)

 普段のレシピで使う牛乳をライスミルクに変えた一品。ブレンダーにコーン、玉ねぎ、塩、ライスミルクを入れなめらかになるまで撹拌。コーンスープ独特の甘ったるさがなく、すっきりあっさりしたスープに。朝から飲んでも重たくない。

ライスミルクを作るにあたり…
保存方法については、一度作ったライスミルクは保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、1~2日で使いきるのが良い。簡単に作れるので、使う度ごとに作るのがおすすめ。古くからお米を食べてきた日本人にとってはきっと馴染みやすく、取り入れやすいミルクかと。特にヘルシー志向の人はぜひ明日から作ってみては?

文=JUNKO