テレ東・ナナナ直伝！ 真夏にも使える意外な”バナナレシピ” 厳選3品【作ってみた】

　東京キー局の中で独自路線を貫き、最近好調なテレビ東京に「ナナナ」というバナナのキャラクターがいるのをご存知だろうか。局の宣伝活動をするほか、レギュラー番組を持つなど、かなり積極的に売り出し中のナナナが今度は『ナナナのないしょのバナナレシピ77　テレビ東京バナナ社員、ナナナと一緒に作ろう♪』（テレビ東京/主婦の友社）というレシピ本まで出版した。バナナを使った料理は数多くあれど、ここまでバナナだけに特化したレシピ本は意外となかったような。。そこで今回は書店でも異彩を放っていたこのレシピ本の中から3品を作ってみた。

1、バナナ・ケバブ（P、61）

＜材料＞（6個分）
バナナ・・・1／2本
合いびき肉・・・200g
玉ねぎ・・・1／2個
香草のみじん切り・・・大さじ2
（A）
　卵・・・1個
　塩・・・小さじ1／3
　こしょう・・・適量
サラダ油・・・小さじ1
スイートチリソース（市販）・・・適量

＜作り方＞

1、玉ねぎはみじん切り、バナナは1cm角に切る。

2、ボウルにひき肉とAを入れ粘りが出るまで混ぜる。香草と1を加えてさらに混ぜ、6等分にして楕円形にする。

3、フライパンにサラダ油を熱し2を並べ入れる。焼き色がついたら裏返し、ふたをして4分ほど蒸し焼きにする。

4、くしを刺し、スイートチリソースをつけて食べる。

　バナナとひき肉を混ぜている時点で何を作っているのか分からなくなりそうなくらい意外な組み合わせだったが、食べてみるとバナナが入ることで心持ちお肉がジューシーに！ またほんのりとしたバナナの甘さと香草のスパイシーさが上手くマッチ。スイートチリソースをつけて食べれば、さらに本格的な味に。自宅で簡単に中東でおなじみの味を再現できた。

2、バナナカプレーゼ（P、54）

　輪切りにしてレモン汁であえたバナナと3等分にしたミニトマトをお皿に彩りよく円形に並べ、その上からオリーブオイル、パセリ、塩・こしょうをかけたら完成！「バナナとトマト、オリーブオイルは合うの？」と思うかもしれないが、いざ作って食べてみるとレモン汁であえたバナナの酸味とトマトの酸味をオリーブオイルがまろやかにしてくれて美味しい。彩りもキレイなのでホームパーティーにもぴったり！

3、バナナアイスのアフォガード（P、81）

　フォークでバナナをつぶしレモン汁、バニラアイスを混ぜ合わせ冷凍室で3時間以上冷やし固める。固まったアイスをグラスに盛り、その上からエスプレッソコーヒーをかければ完成。いつものバニラアイスにバナナを混ぜるだけでモッチリとした食感になり、エスプレッソが加わることで、大人の味に大変身。アイスの甘さとコーヒーのほろ苦さが絶妙にマッチし、さっぱりと味わえる一品。

“たかがバナナ、されどバナナ”
今まで朝のフルーツとしてそのまま食べていたバナナがこれほど料理に使える食材だったとはビックリ。メインに使うも良し、隠し味的に使うも良し。近頃は年中お店に並んでいるバナナなので、ぜひ積極的に様々な料理に活用していってほしい。

文＝JUNKO