あの“未亡人”にメロメロになる人が続出! 「付き合ってみたいマンガの“人妻”キャラ」TOP5【マンガなんでもランキング】

なんでもランキング

公開日:2015/7/30

 清廉潔白な大和撫子、作画崩壊かと見紛うほどのスタイルの持ち主…。マンガには多種多様なヒロインが登場し、読み手を夢中にさせてくれる。なかでも、妙な色気を振りまき、読者を魅了してしまうのが、「人妻キャラ」たち。「あー、こんな奥さんがほしい」と悶えた人も少なくないだろう。では、いったい、一番人気のある人妻は誰なのか。アンケートで挙がってきた、人妻たちを紹介しよう!

【調査対象:全国の40歳未満の男女230名 2015年6月実施】

1位
音無響子
めぞん一刻 1
めぞん一刻 1
  • 著者名:高橋留美子
  • 発売元 : 小学館
  • 価格:566円

1位に輝いたのは、高橋留美子氏の名作『めぞん一刻』のヒロイン、音無響子。アンケートではぶっちぎりの票数を獲得する人気ぶりだ。ただし、正確にいうと、彼女は元・人妻。そう、未亡人なのだ。夫を亡くした傷も癒えぬまま、一刻館というアパートの管理人として懸命に働く姿は、主人公・五代裕作ならずとも胸を打たれるだろう。本作は恋愛マンガだが、音無はすぐに五代と結ばれるわけではない。その背景にあるのは、亡き夫への想い。もう大切な人を亡くしたくないと、新しい恋になかなか踏み出すことができないのだ。それでいて、五代が他の女の子と親しげにしているのを見ると、モヤモヤしてしまう…。物語のラスト、亡き夫の遺品を義父へ返し、五代とともに生きることを誓った音無の姿は、涙なしには見られない。心から幸せを願いたくなる、人妻キャラである。

2位
ブルマ
ドラゴンボール 10
ドラゴンボール 10
  • 著者名:鳥山 明
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:432円

1位と打って変わって、2位にランクインしたのは、『ドラゴンボール』の勝ち気なヒロイン・ブルマ。主人公・孫悟空の最初の仲間であり、悟空のライバル・ベジータの妻である。仲間内から「体はいいのに、性格が悪い」と言われるくらいの気性の持ち主で、自らを「かわいい」と言ってのけるほどの自信家。しかも、旅の目的は「素敵な恋人作り」だというから目も当てられない…。が、戦いのなかでは積極的に仲間をサポートし、時に感情で動いてしまうものの、その行動力には眼を見張るものがある。激怒したかと思えば、いつまでも怒りを引きずることもなく、非常にあっけらかんとしたその性格は、まさに「肝っ玉母さん」向き。尻に敷かれること確実だが、イマドキの草食系男子からすると、頼もしい女性かもしれない。

3位
フグ田サザエ
サザエさん 1
サザエさん 1
  • 著者名:長谷川町子
  • 発売元 : 朝日新聞社
  • 価格:540円

3位に登場したのは、まさかまさかの、フグ田サザエ。毎週日曜日にお茶の間を沸かす、おっちょこちょいな奥さんである。まさかの結果に驚愕したものの、よく考えてみれば、付き合ってみたらちょっと楽しそう。カツオとケンカしている姿も、波平やフネに叱られて落ち込んでいる様子も、明るい家庭のスパイス。仕事で嫌なことがあった日も、サザエの顔を見れば一気に忘れてしまいそうだ。マスオの気持ちもなんとなくわかる…気がする。ちなみに、タイコを支持する声もあった。こちらはサザエとは異なり、良妻賢母というイメージ。けれど世間は、ちょっと抜けているが底抜けに明るい方に惹かれたということか。なんとなく、世相が表れているような結果だ。決して色っぽい姿は想像できないが。

4位
バカボンのママ
天才バカボン 3
天才バカボン 3
  • 著者名:赤塚不二夫
  • 発売元 : 竹書房
  • 価格:608円

サザエに次ぐ、大穴がこちら。『天才バカボン』に登場する唯一の良心ともいえる、バカボンのママだ。作中ではトラブルメーカーであるバカボンのパパと、いたずらっこのバカボンに振り回されっぱなしだが、それでも彼らを見捨てない聖母っぷりを見せつけている。確かに、あんなダメ亭主を献身的に支えるなんて、並大抵の人間にはできない。その懐の深さに惹かれる人も多いのだろう。そうそう、意外や意外だが、パパに結婚を申し込んだのは、なんとママの方から。黒百合女学院のマドンナだったママがどうして…と、もはや理解不能だが、パパの毒気にあてられてしまったのだろうか。とはいえ、世のモテない男子からすると、なんだか勇気が湧いてくる話である。

5位
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
Fate/Zero 10
Fate/Zero 10
  • 著者名:真じろう
  • 発売元 : KADOKAWA
  • 価格:626円

アニメやマンガなどさまざまなメディアミックス展開を果たす『Fate』シリーズから、アイリスフィール・フォン・アインツベルンがランクイン。本作は「聖杯戦争」と呼ばれる戦火に身を投じた者たちを描くバトルモノで、彼女は『Fate/Zero』の主人公・衛宮切嗣の妻である。世間知らずな箱入り娘だが、自らの理想のために闘いを繰り広げる衛宮に全幅の信頼を寄せており、時に自らも戦闘に加わる意志の強さを持つ。その正体は、聖杯を護るために作られたホムンクルス。物語が進むと、徐々に人間としての機能が失われていく。最後は、夫に自らを破壊するよう呪いをかける、という悲しい運命にのまれていくが、そうしてまで愛情を貫く姿に感銘を受けたファンが多かったようだ。

そのほか、
・しずかちゃんのママ『ドラえもん』
・キテレツのママ『キテレツ大百科』
・野原みさえ『クレヨンしんちゃん』
 など、「母親」というイメージが強いキャラクターにも票が寄せられた。やはり、「母性」は、女性が持つ魅力のひとつということだろう。

 

なんだかやたらと惹かれてしまう、「人妻」という存在。ただし、現実に付き合うのはいろいろと問題があるので、マンガのなかだけで我慢しましょうね。

文=前田レゴ