又吉直樹「『火花』が多くの皆様に届くことが嬉しい」 驚異の200万部突破で喜びのコメント

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/19

 2015年7月16日(木)に第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹の『火花』。受賞後すぐに40万部の増刷を決定したものの、全国の書店で完売状態に…。その後さらに増刷し100万部を突破! その後も増刷が続き、遂に総累計発行部数が209万部に達した。これは文藝春秋刊行の単行本では、R・J・ウォラー『マディソン郡の橋』(256万5000部/1993年刊)に次ぐ、歴代第2位の発行部数となる。

 200万部突破に対して、又吉も喜びのコメントを寄せている。

ありがとうございます。『火花』が多くの皆様に届くことが嬉しいです。僕も、この夏はたくさん本を読もうと思っています。又吉直樹

 全国の書店で品薄状態にあるものの、徐々に解消されつつある状態だが、8月下旬には芥川賞の授賞式が行われるため、大きな話題となることが予想される。果たして『火花』発行部数はどこまで伸びるのか。『マディソン郡の橋』を抜いて歴代第1位となる歴史的快挙を達成するのかにも注目したい。

advertisement
火花

■『火花
著:又吉直樹
価格:1,200円(+税)
発売日:2015年3月11日(水)
出版社:文藝春秋