誰が作ってもおいしくできる! 簡単楽チン“ほめられ”レシピ満載☆【作ってみた】

食・料理

更新日:2015/8/14

 突然だが、最近料理を作って誰かにほめられただろうか? 家事のひとつだからとか、そんな言葉を期待していないという人もいるだろう。しかし、やはり「おいしい」と言われると嬉しいし、次へのモチベーションにも繋がるはず。そんなほめ言葉を少しでも増やすことを目的とした『手間をかけずにこの「ほめ言葉」が聞こえるレシピ』(小田真規子/文響社)というレシピ本が出版された。ここには言われたら嬉しい86の「おいしい言葉」が実際の料理で具現化されていて、思わず「そんな言葉を聞けるなら作ってみたい!」と感じてしまうほど。その上、手間をかけず誰が作ってもおいしくできるようなレシピになっているのでかなり心強い。そこで今回はこの中から3品を作ってみた。

1、10分ミルフィーユカツ(P、54)

(1)豚肉は1枚を3つに折りたたみ、これを2つ重ねる。フライパンに油を入れ、中火で予熱しておく。

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(2)ボウルにAを順に加えてよく混ぜる。大きめの皿にパン粉を広げておく。

(3)豚肉をAによく絡めたら、お皿に入れて押さえながらパン粉をつける。

 

(4)順にフライパンに入れ表裏4分ずつほど揚げ焼きにして完成。ウスターソースなどをかけて食べる。

 

 薄切り肉を折りたたむことで層になって手が込んだ感じになり、噛んだ瞬間じゅわっと肉汁が溢れ出しかなりジューシー。とても柔らかく、個人的にも普通のトンカツよりもこちらの方が好み。青じそやチーズなんかを挟んでも美味しそう。

2、完熟風トマトマリネ(P、40)

 トマトを1cm幅の輪切りにし皿にずらして並べ、その上に塩・砂糖・酢・オリーブオイルの順にかけ、冷蔵庫で1時間マリネして味をなじませれば完成。今回使ったトマトはまだ少し青みが残ったトマトだったものの、このレシピで食べてみると本当に完熟したトマトのように甘く感じ、これだけでもバクバク食べられた。いつもはくし切りのところを輪切りにすることでまた新鮮さがあり、立派な一品に変身した。

3、切干大根のはりはり漬け(P、128)

 水につけ戻し細切りした昆布と、茹でて戻した切干大根を酢・しょうゆ・みりん・砂糖を混ぜたものに加えよく味をなじませ、お好みで一味唐辛子を振れば完成。個人的に切干大根のあのふにゃっとした食感が苦手で今まであまり食べてこなかったのだが、今回はお酢の酸味で野菜の組織にハリを与えることで漬物のようにポリポリとした食感になり箸が止まらなくなった。冷蔵で1週間日持ちもするので常備菜としてももってこい。

せっかく作るなら相手も自分も喜べるレシピを…

特に料理が苦手な人にとっては、作ることさえ億劫に思うこともしばしばあると思うが、どうせ作るならやっぱりおいしく食べてもらいたいし、それでほめられれば自分も嬉しい。料理が楽しく思えるきっかけにもなり得る。さあ、明日からほめ言葉を目指して料理を作ってみては?

文=JUNKO