手抜きしても「センスがいいね」と言われるホームパーティメニュー3品【作ってみた】

食・料理

公開日:2015/8/22

 友人や職場の人と、ホームパーティーをすることになった時、「はてどんな料理を準備しよう?」と困ったことはないだろうか。いつもの家庭の味を出すのも良いが、せっかくなら客をあっと驚かせ、「レシピ教えて!」と言わせたいものである。そんな願望を叶えてくれるレシピ本『酔いどれスヌ子の麗しごはん 賢い手抜きで「センスがいいね」とほめられる111皿』(稲葉ゆきえ/小学館)が発売された。料理は腕前よりセンス! と言い切るだけあって、「そんな組み合わせがあったか!」「手がかかっていそうなのに実はかなり手軽!」なレシピが111品紹介されている。そこで今回はこの中から手軽にできて喜んでもらえそうな3品を実際に作ってみた。

1、ベーコンにゃく(P、20)

  • advertisement
    材料をひと口大にカットする
  • 弱火でこんにゃくをからいりした後、
    ベーコンとサラダ油を加える

 仕上げにお好みで黒こしょうをふるのもおすすめ。炒めてめんつゆで味付けしただけなのに、こんにゃくはベーコンのうまみを吸い込みしっかりした味で、お酒にも合う。常備菜としても使えそう。また、アツアツのごはんにのせて、青じそなどを散らせばボリューム満点の丼にもなる。

2、切り干しヨーグルト(P、28)

 プレーンヨーグルトの中に、水洗いしざく切りにした切り干し大根を埋めるように混ぜ合わせ冷蔵庫で一晩おく。食べる時に白ごま、塩、オリーブオイルをかければ完成。今回作った3品の中で一番意外な食材の組み合わせだったのがこの一品。最初は、どんな味になるのか想像がつかなかったけれど、作って食べてみると切り干し大根のシャキシャキした食感と、大根に水分を吸われて濃厚になったヨーグルトが絶妙にマッチしていた。豆腐で戻せば白和え風になるとか。

3、かぼちゃのカレーグラッセ(P、35)

 フライパンでバターを温め、そこにカレー粉を加え、香りが立ってきたらかぼちゃ・たまねぎ・ソーセージ・ローリエを加え炒める。そこにビールを回しかけてふたをし8分ほど蒸し煮にしたら完成。ビールを料理に使うのは初めてだったが、炒めたあとのかぼちゃをアルコールで蒸し煮にするとあっという間にやわらかくなった。カレー粉のガツンとした味が野菜・ソーセージによく絡み、しかもバターで炒めているのでちょっとリッチな味わいでいくらでも食べられそう。

★ホームパーティーだけでなく日常の食卓にも並べてみたい
 今回作った3品もそうだが、作り方は至ってシンプル。むしろ普段の料理よりも簡単なのでは? と思うほどの手順であったが、出来上がりは十分お客さんに喜んでもらえそうなクオリティだった。そこはやはり、食材の組み合わせセンスによるものだろう。この手軽さであればもちろん日常の食卓にも出していきたい。食べてくれる人をあっと驚かせ、日常でも使えるレシピの1つや2つは自分の中で持っていたいもの。

文=JUNKO