「ネガティブな部分こそあなたの魅力」スピリチュアルCHIE単独インタビュー【前編】

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更新日:2015/9/14

  “スピリチュアル女子大生”として一躍人気占い師の仲間入りを果たしたCHIE。親しみやすい語り口と驚きの的中率で、同世代の女性を中心に、多くのファンから熱烈な支持を集めている。このたび、自身初となる診断本『スピリチュアルCHIEの運命オーラ診断』(KADOKAWA)を上梓した彼女に、単独インタビューを敢行! 本の制作秘話からオーラ診断の魅力まで、たっぷりと語ってもらった。

――まず、「運命オーラ診断」とはどんな占いなのでしょうか?

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「私は人の性格が色で見えるという特技があるんですけど、今まで会ってきた人たちの生年月日や色をすべてメモしているんです。日記がわりに、この日生まれた人はこのオーラが多いな、という感じで。その統計と、もともと好きだった占星術を組み合わせて作った占いが、運命オーラ診断です。この本では、生年月日からオーラカラーと基本的な性格を分かるようにしています。性格を色で例えているから、イメージがつきやすいと思います」

CHIEさん

――オーラカラーはどんな影響を与えるものですか?

「内面を最も濃く表す色なので、身につけるとその人の魅力がより伝わりやすくなります。ラッキーカラーとして考えていただければいいと思います。自分のオーラカラーが元から好きな色だったという人も多いんですよ。青系のオーラカラーの人だと、洋服も自然と青系を選んじゃうとか。その人のまわりには同じような色の人が集まりやすいのも特徴です。緑のオーラの集団に会うと、森みたいだなってびっくりします(笑)」

――周りの人のオーラカラーを調べてみるのもおもしろそうですね。

「そうそう。自分の性格が分かるのもおもしろいんですけど、友人や恋人のことを診ると楽しさが2倍になると思います。たしかに○○さんはこの色っぽい! って腑に落ちるかもしれません。占い本だけどそんなに重くない内容なので、友達と一緒にワイワイ調べ合いながら読んでもらいたいです」

――おっしゃるとおり、どんな人が読んで楽しめる内容になっていると思います。

「占いといわれると重く捉えちゃう人がいるんですけど、私自身があまり占い師っぽくないってところもあって、本もいかにも占い本っぽくないのがいいなと思っていたんです。それに、運勢を知って未来に備えるより、そのときに「楽しい」って心が喜べば、未来も楽しくなっていくんじゃないかなって。幅広い世代の方に楽しんでもらうために、診断結果は1940年代から2016年まで入れました。でもついこの間、“私の生年月日がないんです”って70代の読者の方からご連絡をいただいてしまって…。とても申し訳なかったですけど、年上の方にも手に取っていただけたんだって、本当に嬉しかったです。もちろんその方には、すぐに早見表をお送りしました」

――本書は神田沙也加さんとのスペシャル対談も注目ですが、実際にお会いした印象は?


「もともと神田さんの大ファンで、テレビで拝見していてすごいオーラを持ってそうだな、会いたいなって思っていたので、私のわがままで対談させていただきました。お会いしてみるとやっぱり、めちゃくちゃ大きくて見たことないようなすごくきれいなオーラの持ち主でした。オーラが大きいってそれだけ影響力が大きいってことなんですけど、神田さんは多くの人にメッセージを伝える使命を持っている方なんだなって思いました」

――対談のほか、執筆をするうえで、特に意識した点はどこでしょうか?

「何よりも心がけたのは、ポジティブな言葉づかいです。どのオーラカラーにもそれぞれいいところも悪いところもあるけど、いいところをより伝えたくて。“私、このままでいいんだ“って多くの人が前向きになってもらえますようにと願いを込めて書きました」

――たしかに、読んでいるだけで元気が出てくるメッセージで溢れています。

「本のタイトルは『スピリチュアルCHIEの運命オーラ診断』ですけど、その下に“本当の自分がわかる本”というキャッチコピーを入れています。これこそ一番伝えたいことなんです。本当の自分って本人は気づいていないけど、魅力的な部分だったりするんですよ。“なんでこんなにダメなんだろう”って落ち込むこともあるけど、それでもいいんだよ、ネガティブにとらえていることこそがその人の魅力だったりするんだよってことを感じ取ってもらいたいです」

――『スピリチュアルCHIEの運命オーラ診断』を日常で上手に取り入れていくコツはありますか?


「オーラカラーは27パターンあるんですけど、27色もあるってことは、それだけいろんな人がいるってこと。十人十色っていうように、オーラも人それぞれなので、人から言われたことをあまり気にせずに、自分の色を大切にしてもらえたらいいなって思います。色って好き嫌いあるし、それぞれに個性があるじゃないですか。赤色が強烈だなって感じる人もいれば、情熱的でいいよねって人もいるように、人の性格も同じで、その人を苦手な人もいれば、逆にすごく落ち着く人もいる。そういう面で、人の心と色って似ているなって、本を書いて改めて思いました」

――付き合う人や環境でオーラカラーも変わるものですか?

「変わりますね。オーラはひとり一色だと思われがちなんですけど、実は5~6色、オーロラみたいに色が溢れているんですよ。感情も喜怒哀楽があるように、オーラもいろんな色が混ざっているんですけど、その中で一番強く出ている色を今回の本でお伝えしています」

――占い結果を重く受け止める人もいますが、占いとうまく付き合っていくための方法はありますか?

「結果がちょっと違うなと思えばその直感を信じればいいし、いいなと思うところだけ受け入れれば結果に振り回されないと思います。私も昔から占いが大好きで、しかも根がネガティブだから、悪いことを言われると落ち込んじゃう気持ちはよく分かるんです。でも占いって自分をポジティブにさせる道具みたいなところがあるので、私の占いの結果でちょっとでも明るく前向きになってもらえることが何よりの喜びです」

――厳しい占い師さんもいますが、CHIEさんの考え方は特別な感じがします。

「占い師さんってベースの診断は一緒で、その人のニュアンスで伝え方が変わったりするんです。私がほかの占い師さんと違うのは、圧倒的に若いこと。さとり世代の占い師(笑)。個人主義じゃないですけど、あなたはあなたでいいんじゃない? っていう風に、ある程度の距離感を保った言葉が多いのかなって最近気づいて。だからこそ共感していただけるのかなと思いますね」

――若さという意味では、元々も“スピリチュアル女子大生”でしたものね。

「そうそう。ふざけた肩書きなんですけど(笑)。ちょっとスピリチュアルな能力がある“女子大生”というところがポイントで、人よりも勘が働いて、その勘でアドバイスをする、どこにでもいる普通の23歳というのが私のテーマ。だからこの本も、重苦しく考えず、ポジティブになれる本だって気軽に手にとってもらえたらうれしいです」


9月25日(金)紀伊国屋サザンシアターでCHIEさんのイベントを開催します!
詳細は こちら★

取材・文=松本まりあ