ジャニーズ×ドS男子は好相性!? Sexy Zone中島健人、今度はオレ様男子「黒悪魔」に!

マンガ

公開日:2015/9/15

 Sexy Zoneの中島健人主演で実写映画化が決定した、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(マキノ/講談社)。彼が演じる役柄が、超ドS男子ということで、にわかに話題を集めている。過去には、関ジャニ∞の大倉忠義が映画『クローバー』で、同様にドS男子を演じ、普段とのギャップに、世の女性陣をメロメロにさせた。案外、ジャニーズとドSという組み合わせは、はまり役なのかも…。ではここで、本作の魅力と、中島演じるドS男子について、少し紹介してみよう。

 本作のヒロイン・赤羽由宇は、高校デビューを果たし、理想の彼氏を作ることに燃えている女の子。中学時代は地味で根暗で、クラスの男子からは「赤地蔵」などと言われバカにされていた。そんな過去を払拭するために、一念発起。髪の色を明るくし、メイクも覚えた。その結果、自分に自信が持てるようになり、明るくサバサバした性格に生まれ変わったのだ。

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 そんな由宇の憧れは、「白王子」こと、白河タクミ。いつもニコニコしていて、誰に対してもやさしい彼は、女子全員の憧れ。由宇も事あるごとにお近づきになろうと、チャンスを狙っている。しかし、そこにはひとつの障害が。白王子の側には常に、「黒悪魔」と呼ばれる黒崎がいるのだ。

 そう、この黒悪魔こそ、中島が演じる超ドSのオレ様男子。暴れまくって1年の寮の生徒をほとんど追い出した、中学の頃は一晩で町中の中学校の窓ガラスをすべて割った、地元の暴走族を壊滅させた…。彼にはこのような不穏な噂がつきまとう。

 実際、由宇と黒崎との直接的な出会いは、このうえないくらい最悪なもの。廊下で男子生徒が投げた雑巾が由宇に当たりそうになったとき、黒崎はそれを「あぶねえだろうが」と蹴り飛ばしてくれた。もしかして、助けてくれたの…? 意外な展開に驚きつつも、「ありがとう」とお礼を口にする由宇。しかし、そんな彼女に対し、黒崎は「…ハァ?俺に当たりそうだったんだよ。なんでテメーに礼言われんだ」と言い放つ。これ、もはやツンデレでもなんでもない、ただのツンでしょう…。

 しかも、両親の急な転勤で、学園の寮に入らざるを得なくなった由宇を待っていたのは、副寮長である黒崎(一応、寮長は白河なのだが…)。悪魔よりも恐ろしい男と、ひとつ屋根の下で生活しなければならなくなってしまうのだ。そして黒崎は、由宇に対し、「寮ではオレがルールだ。絶対服従しろ」と、まさかのドレイ宣告をくだす。

 本作には、ドM女子(?)ならば悶絶してしまうようなシーンが満載だ。罰として公衆の面前でキスされる、「粗大ごみ」呼ばわりされる、耳元で「屈辱的なこと命令してやろうか?」と囁かれる。はー、少女コミックなのに、なんだかイケナイものを読んでいる気持ちになってくる。

 これが実写化されたら、いったいどうなるのやら。普段はキラキラいた笑顔を振りまく中島が、どれほどの鬼畜っぷりを見せてくれるのか。そのギャップに腰砕けになる女子が続出するのが、なんだか容易に目に浮かぶ…。

文=前田レゴ