息子のような選手たちへ。―ハリルホジッチ監督が胸中を激白『アエラスタイルマガジン』

スポーツ

公開日:2015/9/18

    ハリルホジッチ

 男性ファッション誌『アエラスタイルマガジン』が創刊7周年を記念し大きくリニューアル。2015年9月24日(木)に『アエラスタイルマガジン』2015年秋号が発売される。

 記念すべきリニューアル号の表紙に、サッカー日本代表監督、ヴァイッド・ハリルホジッチを迎え、単独・独占取材が実現した。2015年3月にサッカー日本代表に就任し、同年9月8日(火)に行われたサッカーW杯アジア2次予選アフガニスタン戦では圧勝に導いた。ワールドカップ予選突破を目指す知将・ハリルホジッチが、その心中を誌面で語る。

戦争で奪われた、穏やかで輝かしい日々
かの名門パリ・サンジェルマンでも活躍した選手時代のハリル。母親の死をきっかけに旧ユーゴスラビアに帰郷したのちは、ブティック、バール、ケーキ屋などで経営手腕を発揮。一躍街の名士となる。しかし、それも長くは続かない。戦争が、彼のすべてを奪った。

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ドログバに請われて、初めて代表監督に
何度も命を奪われそうになり、無一文となったハリルは再びパリへ。貧困のなか努力をかさねてライセンスを取得し、監督としてのキャリアをスタート。数年後には、ドログバらに請われてコートジボワールの代表監督になる。以後、数々のチームで結果を残してきたハリル。当然、監督就任要請があまた寄せられる。そんななか、ハリルが選んだのは日本。その理由とは…。

圧倒的に攻めても勝てない。容赦のない批判の矛先は監督に
ハリル率いる代表チームは、2015年6月のワールドカップ二次予選の対シンガポール戦でスコアレスドロー、同年8月上旬東アジアカップでのまさかの最下位という結果に終った。監督の戦術に不満を示すジャーナリストが後を絶たず、自責で眠れない日々が続いた。負けると病気になる、だから怒る。自分自身に、選手に、全員に。チームに勝つ文化を植え付けるために怒り続ける。

息子のような選手たちへ。知将の胸中を激白
まさに身を削りながら戦い続けるハリルには、選手たちにどうしても伝えたいことがあった。情熱の知将が真摯に紡いだ言葉。そこには、波乱万丈な人生を乗り越えてきたからこその、並々ならぬ“重み”があった。

    ハリルホジッチ

 最善の結果を生み出す指導者とは、何を考え、どのように行動すべきか。また、ニッポンが「勝つ」ことにこだわったときに求められる、適正な組織形態とはどのようなものなのかを語りつくす。常勝を義務づけられた指導者の肖像と、その独自の哲学が浮き彫りになる、サッカーファンならずとも必見のインタビューだ。

■『アエラスタイルマガジン』2015年秋号
価格:900円(税込)
発売日:2015年9月24日(木)
出版社:朝日新聞出版