放送直前! “ド直球のエンターテイメント作品”を目指す『学戦都市アスタリスク』!

マンガ

公開日:2015/9/29

 7月19日(日)に秋葉原UDXで開催された「MF文庫J 夏の学園祭2015」のメインステージで、『学戦都市アスタリスク』《星武祭》前夜祭が行なわれた。

『学戦都市アスタリスク』は水上学園都市・六花を舞台にしたライトノベルで、すでにアニメ化が発表されていた。この日はPV第2弾が披露され、ここで主演キャストが初披露。天霧綾斗役の田丸篤志さん、ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルト役の加隈亜衣さん、クローディア・エンフィールド役の東山奈央さん、沙々宮紗夜役の井澤詩織さん、刀藤綺凛役の小澤ありさんが大きな拍手でステージに迎えられた。


 最初のトークテーマは、それぞれが演じるキャラクターとPV用に収録した台詞について。田丸さんは主人公の綾斗について「ひと言でいうと普通な印象。見た目も口調も戦う要素のない彼がなぜ転入してきたのか、そこが見どころになるかもしれない」と意味深なコメントだ。

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 4人のヒロインについて、共通して話題になったのは名前の読みやすさ。井澤さんと小澤さんが「(読みやすい)漢字でよかった」とよろこぶ一方、特に読みかたに気を使っていたのが“ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルト”という長い名前のヒロインを演じる加隈さん。同じく演技についても「かわいいというより芯を持った強さのある感じ。普段演じることの少ない役柄なので、シャンとした気持ちで収録しました」と気合いが入っていた。

 そのほか、東山さんはクローディアについて「見た目どおりのお色気担当。美しいだけでなく、自称腹黒」、井澤さんは紗夜について「無口かと思ったけど、意外と言いたいことは言うタイプ」、小澤さんは綺凛について「気弱でよく謝っているけど、剣術は中等部で第一位。そのギャップがかわいい」と紹介していた。


 続いて、細かく作りこまれている『学戦都市アスタリスク』の世界観を、キーワードを通じて勉強するコーナーがスタート。ここで活躍したのが生徒会長であるクローディア役の東山さん。大災害・落星雨(インベルティア)によって生まれた「ジェネステラ」を漢字で書くという問題では、ほかの多くのメンバーと同じく「星脈世代」と答えて正解。作中に登場する6つの学園の名前も、星導館学園を始めすべて漢字で当てるという優秀さだ。

 その一方で「星武祭」(フェスタ)と呼ばれる3つの武闘大会の正式名称を問われると「文化祭、体育祭、夏祭り」とボケを交える余裕も。田丸さんや加隈さんにいたってはテーブルに置いてあった原作を読んでカンニングする始末で、世界観の勉強は大騒ぎのうちに終了した。

 そこに総監督の小野学さんや監督のセトウケンジさんが登場した制作状況などの話へ。ここでセトウさんが「先週も22話のシナリオがあがって……」と1クールではないことをポロリ。「誰もが楽しめるド直球のエンターテイメント作品」(小野さん)はたっぷりと楽しめるようだ。

 さらにサプライズは続き、主題歌はオープニングを西沢幸奏さん、エンディングに坂本真綾さんが担当すること、すでにゲーム化プロジェクトも進んでいることが明かされた。この日のイベントを見る限り、2015年10月にアニメがスタートする『学戦都市アスタリスク』は、近年稀に見る大規模な展開をしていきそうだ。

取材・文=はるのおと

■『学戦都市アスタリスク』公式サイト