石田衣良「心と身体を潤す楽園の泉のようなエロスが欠かせない」最新刊『MILK』電子版発売

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/18


 直木賞受賞作家・石田衣良の最新刊『MILK』が、2015年10月16日(金)より電子版として発売が開始された。さらに、単行本に収録されている短篇10作が、1篇100円の電子書籍コンテンツとしても配信される。

 同書は、刺激的で幸福なエロスを、軽やかに描き出した官能小説短篇集。特定の女性の香りに、どうしようもなく惹かれてしまう男性。心のなかであたためてきた性的なファンタジーを夫に伝えたい女性。少年のとき叔母にされたキスが忘れられない男性―。

「男と女のあいだも砂漠のように乾いた時代、そんなときこそ心と身体を潤す楽園の泉のようなエロスが欠かせないものです。『MILK』を一晩に一篇、身体の奥に火を灯してください」石田衣良

■『MILK
著:石田衣良
価格:950円(税込)
発売日:2015年10月16日(金)
分冊版:『坂の途中』『MILK』『水の香り』『蜩の鳴く夜に』『いれない』『アローン・トゥゲザー』『病院の夜』『サービスタイム』『ひとつになるまでの時間』『遠花火』
分冊版価格:各100円
※価格は電子書店により異なる場合有り
主要販売電子書店:Kindleストア、楽天kobo、iBooks Store、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他
出版社:文藝春秋

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石田衣良(いしだ・いら)
1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。受賞作に3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。2003年、『4TEEN』で直木賞を受賞。06年、『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年、『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。ほかの著書に『余命1年のスタリオン』『水を抱く』『オネスティ』など。