21カ国で2,000万部以上販売された絵本「ラスムスクルンプ」が日本初上陸

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17


 誕生から64年の間に、21カ国で2,000万部以上も販売されている、ラスムス君を主人公とする絵本「ラスムスクルンプ」。デンマークでは何世代にもわたり読み継がれ、現在、約200点の絵本や教材が流通するほどの人気となっている。

 そんな「ラスムスクルンプ」が日本に初上陸する。クリスマス向けの絵本『ラスムス クルンプ クリスマスのぼうけん』が2015年10月28日(水)に発売となった。


 1951年にデンマークの新聞マンガとしてスタートし、その後世界の200紙以上の新聞に連載された「ラスムスクルンプ」は、デンマーク人作家のカーラとヴィルヘルム・ハンセン夫妻が生みだした、パンケーキが大好きなクマのキャラクター。

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 物語は、誰もが子供の頃に思い描いたようなお話だ。自分たちの街から海原に、異国に、地底に、大空にと、ラスムス君と仲間たちが好奇心を原動力に繰り広げる心あたたまるような冒険談が繰り広げられる。

 アザラシのスケッグおじさん、クマの女の子のミレちゃん、ペンギンのピンゴ君、モノが詰まった大きなくちばしを持つペリカンのペレ君などが仲間達。冒険からもどったラスムス君がベッドに行く前に、ママが作ったパンケーキを食べるのが作家お気に入りのパターンとなっている。そしてラスムス君達の冒険は、実はすべて裏庭でのできごと。砂場は砂漠、水たまりは海、庭のホースは滝、歩道は果てしない旅路で、子供たちの豊かな想像力がラスムス君と仲間達に投影されている。


 日本初上陸、第1弾の『ラスムス クルンプ クリスマスのぼうけん』は、ラスムス君と仲間たちが、森の奥深くを探訪し、妖精たちとの出会いを通して、少しおとなに成長する物語。楽しく美しいクリスマスのイラストが、わくわく感を大きくかき立ててくれる。

 さらに、2015年のクリスマスシーズンにかけて、ラスムス商品や絵本『ラスムス クルンプ クリスマスのぼうけん』が販売されるポップアップストアも展開されるほか、「ラスムス クルンプ カフェ」もオープン予定だ。

■『ラスムス クルンプ クリスマスのぼうけん
著:ペアサナーヘーエ
企画・原案:カーラ/ヴィルヘルム・ハンセン夫妻
イラスト:ヤンソールハイム
翻訳:山口明雄
価格:1,404円(税込)
発売日:2015年10月28日(水)
出版社:小学館
⇒「ラスムス クルンプストア」公式HP