Twitterフォロワー数20万人超! 石井ゆかりが占う「2016年全体の星模様」は?

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17


『星ダイアリー2016』(石井ゆかり/幻冬舎)

 2015年も残りわずか。「来年のことを話すと鬼が笑う」というけれど、誰に笑われようと気になるのが来年の運勢。今年パッとしなかった人はなおさら、来年がいい年になるか今からでも知りたいのでは。かくいう私も、2016年は本厄を迎えるということで、一年間を穏やかに過ごせるか不安のなんの!

 そんなせっかちな心配性も安心できるように、翌年の運勢を指南する占い本が続々と出版されている。中でも注目は、言わずと知れた人気占い師・石井ゆかりさんによる『星ダイアリー2016』(石井ゆかり/幻冬舎)だ。

 石井さんは、自身のサイトとTwitterで日々の占いを公開し、Twitterのフォロワー数はなんと約20万人。詩集のようにじんわりと胸にひびく穏やかな文体で、男女問わず多くのファンを獲得している。

advertisement

 『星ダイアリー2016』は、石井さんが一年間の星の動きを記した年間スケジュール帳。今年で10冊目を迎え、翌年の運勢がどこよりも早く読めることが一番のおすすめポイントだ。

 ダイアリーは年間、月間、週間と3タイプが収録。年間ダイアリーは1年間の大きな流れをチェックすることができ、新月、満月、日食の日がひと目でわかる。ここで注目なのが、新月や満月の横に書かれている星座。たとえば、新月の横に第1室(=自分の星座)のマークが描かれていたら「大切なスタートのタイミング」を示す。転職や引っ越しなど大きなイベントがあるときの参考となるに違いない。

 月間ダイアリー、週間ダイアリーでも同様に、表を参考にしながら星の位置で自分の運勢を調べることが可能。ちなみに、新月と満月はスケジュールの節目なので、仕事のプロジェクトや旅行の日程を決める目安になる。

 そして気になる石井さんの占いは、2016年全体の星模様、星座別の年間占い&月間占い、12星座プロフィールと盛りだくさん。星座別の占いは各々チェックしてもらうことにして、ここでは2016年全体の星模様を少しだけご紹介。

 2016年全体の星模様について、石井さんは前半の動きをこう解説している。

何かを形にしたり決めたりする時間というよりは、多様性を炙り出し、細部に光を当てる時間と言えるでしょう。ゆえに、「あれもこれもの、まとまりのない時間」と見えるかもしれません

 年の後半となる9月を境に星の動きは変わり、全体のムードも変化するという。

個人の生活の中でも、年の前半には一見ごちゃごちゃに見えた状況が、年の後半からは徐々に整理され、定位置を得てゆき、これだ! と納得できる「形」や「定義」を得てゆくだろうと思います

 このように、石井さんのやわらかい言葉とやさしい目線から生み出される占いは、どんな人にも希望を与えてくれる。前半にいろんなことが起きて収拾がつかない状況になったとしても、後半に向けてどんと構えているのが吉と言えそう。

 さらに星ダイアリーの公式サイトでは、歴代の愛用者たちによる使用例を紹介。週間ダイアリーに毎日「ありがとう」と思ったことを書く、裁縫でオリジナルカバーを作るなど、どれもアイデアと情熱がぎっしり! どんな風にアレンジしようか、眺めるだけで想像が膨らみそうだ。

 ちなみに、私の星座である蠍座は大きなプレッシャーやストレスを抱えた過去3年間と空気がガラリと変わるとのこと。その言葉を信じて、今日も締め切りと戦うことにしよう……。

文=松本まりあ