「宇宙には行き止まりがある?」子どもが投げかける素朴な質問に世界の第一人者たちが答える!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17


 子どもはときに、すぐには答えられないような質問をして、大人を悩ませるもの。「ねえ、なぜ、どうして」と、車の後部座席から質問を投げかけられて困った経験があるはず。そんな誰もが答えにつまる、子どもたちが投げかけた131の質問に、世界中の第一線で活躍する専門家たち111人が答えた『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え』が2015年11月6日(金)に発売された。

 同書では、冒険家のベア・グリルズや、ミュージシャンのポール・マッカートニー、言語学者のノーム・チョムスキー、サイエンスライターのサイモン・シン、シェフのヘストン・ブルメンタールなど、多彩な顔ぶれの世界的第一人者が、子どもたちが投げかける疑問に答えてくれる。

 たとえば、「未来にはテレポートできるようになる?」という質問の答えは「もうできていますよ!」。量子テレポーテーションでは、原子1個ずつのまったく同じコピーを、特別な信号を送れるところになら、どこにだって送り届けることができる。ウイルスくらいの大きさのものまでテレポートできるとか。また、「雷が海に落ちても魚が死なないのはなぜ?」という質問に対する「電気が瞬く間に散らばって“薄まって”しまうから」だという説明には、思わずはたと膝を打つことだろう。

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<質問の一部>
「どうすればサッカー選手になれる?」「人間はなんのために生きているの?」「クモは話せる?」「キウイはどうして毛むくじゃらなの?」「シマウマはなぜ縞模様なの?」「バナナだけ食べて生きていける?」「寒いとふるえてしまうのはなぜ?」「アラスカに行くならどの季節がいちばんいい?」「磁石はなぜ金属だけにはりつくの?」「意地悪な人にも、いつもやさしくしなくちゃいけない?」など…

 巻末には楽しいクイズをたくさん掲載。家族みんなで遊びながら最新知識を学ぶことができる。子どもたちの質問に、第一人者はいったいどんな答を出すのか? 子どもだけでなく大人もきっとハッとさせられ、世界を見る目が変わるだろう。

■『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え
編:ジェンマ・エルウィン・ハリス
訳:西田美緒子
絵:タイマタカシ
価格:2,700円(税込)
発売日:2015年11月6日(金)
出版社:河出書房新社