又吉直樹と『火花』担当編集者が出会った「文学フリマ」出店作品を試し読みできるサービス開始!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17


 芥川賞作家・又吉直樹と、芥川賞受賞作『火花』の担当編集者が出会ったのは、「文学フリマ」という展示即売会だったという話をご存知だろうか? 「文学フリマ」とは、既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず“文学”を発表できる“場”を提供すること、作り手や読者が直接コミュニケートできる“場”をつくることを目的としたイベント。

 毎年、春と秋に開催される「文学フリマ東京」にくわえ、近年は「文学フリマ百都市構想」を掲げ、大阪・金沢・福岡などの地方都市にも進出。2016年には札幌・岩手での開催も決定している。


 盛り上がりを見せる「文学フリマ」と、小説投稿・閲覧サイト「E★エブリスタ」が提携を開始。2015年11月23日(月・祝)開催の「第二十一回文学フリマ東京」に出店される作品の一部を、「立ち読みカタログ」として無料で読むことができるサービスを開始した。

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 「立ち読みカタログ」には、現在100作品以上を掲載中。出店者は「自分の作品・作風を知ってもらえるチャンスが増える」「自分の作品を求め、出店ブースに足を運んでくれる人が増える」。来場者は「会場に足を運ぶ前に、出店者の作風を知ることができる」「買いたい作品の買い逃しがなくなる」「出店ブースで作品を試し読みする気まずさがなくなる」といったように、双方にメリットがある。

 後の芥川賞受賞作家が見つかるかもしれない「文学フリマ」。来場する前に「立ち読みカタログ」で作品をチェックしよう!

「第二十一回文学フリマ東京」
開催日:2015年11月23日(月)
時間:11:00~17:00
会場:東京流通センター 第二展示場
出店者数:約700ブース
⇒詳しくはこちらまで

「文学フリマ」
「文学フリマ」とは文学作品の展示即売会。2002年に評論家・まんが原作者として知られる大塚英志が、『群像』誌掲載のエッセイ「不良債権としての『文学』」で行った呼びかけを発端として生まれたイベント。プロ・アマ問わず「すべての人が文学の担い手となることができるイベント」として、首都圏を中心に開催されてきた。近年は「文学フリマ百都市構想」を掲げ、2015年は大阪・金沢・福岡で、2016年には札幌と盛岡でも開催が予定されるなど、全国各地へ輪が広がっている。一般来場は自由で、入場料も無料。
⇒「文学フリマ」公式サイト