電池の残量、実は帰りたいと思っている人、ワインの産地…一瞬でわかる! 日常生活170の「見分け方」

生活

公開日:2015/11/14

 数ある選択肢の中で、必ずハズレを引いてしまう人がいる。それを単に「運がない」と片付けてしまうのはもったいない! 今こそ、“アタリを引ける人”になろうではないか! 『ひと目でわかる! モノの見分け方事典』(青春出版社)は、日常生活のあらゆる“見分け方”をギュッとまとめた一冊。美味しい肉や魚の見分け方に、病気や怪我の見分け方、さらには人間の深層心理の見分け方といった170項目をオール図解。読めばすぐ使いたくなる見分け方を、ちょっとだけご紹介しよう。

    

年末の大掃除にお役立ち!

重曹で落ちる汚れ、お酢で落ちる汚れを見分ける!

 早いもので、来月はもう12月。年末の大掃除では、ガンコな汚れを落とすために重曹を活用する人も多いことだろう。……が、果たしてその汚れ、本当に重曹で落ちるのだろうか? そんなときはこんな風に見分けよう。重曹はアルカリ性なので、落とせるのは酸性の汚れ。つまり、手あか、油汚れ、湯あかなどが、重曹でよく落ちる汚れなのだ。一方、石鹸カスやさび、水あかなどは、アルカリ性の汚れ。この場合、重曹では落ちないので、酸性であるお酢を使って落とすのが正解だ。

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一瞬でワイン通ぶれる!

ボトルの形でワインの産地を見分ける!

 イラストを見てほしい。おわかりいただけるだろうか……実はワインは、産地によってボトルの形が違うのだ! それにもきちんとワケがある。渋みが強いボルドータイプのワインは、熟成させるときに澱(おり ※たんぱく質やポリフェノールが結晶化したもの)が出てしまう。グラスに注ぐときに、この澱が入ってしまわないよう、“いかり肩”で防いでいるのだ。男性諸君、デートの際はさりげなくこの見分け方を実践してみよう。「あ、これブルゴーニュ産だね」なんて言えたら、女の子はイチコロ(のはず)だ!

人間関係崩壊の恐れ!?

実は帰りたいと思ってる人を見分ける!

 友達とお茶をしているときに、相手がしきりに体を揺らしていることはないだろうか。ズバリ、相手は帰りたがっているでしょう! 人間の体は正直にできており、表面上は笑顔で話をしていても、心の中で帰りたいと思っていると、無意識のうちに体が動いてしまうらしい。一度聞いたら忘れない見分け方なだけに、人と会うときは必ず気になってしまうに違いない。

祭りで必ずやりたくなってしまう!

金魚すくいで頑丈なポイを見分ける!

 金魚すくいのポイに、種類があるのをご存じろうか。号数によって紙の厚さが違うのだ! 金魚すくいの屋台の横をこっそり覗いてみよう。ポイが入った箱に「5号」と書いてあれば、頑丈なポイ。金魚がホイホイ取れるだろう。もし、5号でなくてもガッカリすることはない。ポイの紙が貼ってある方=表面を使えば、ちょっとだけ強度が上がる。早くも来年の夏が楽しみになる見分け方だ。

 ほかにも本書では、美味しい国産ガニの見分け方、防水加工がしっかりしている傘の見分け方、インコの感情の見分け方、治安の悪い場所の見分け方などなど、幅広いジャンルの見分け方を一挙紹介。中には、「これ、使うときあるのか!?」と首をかしげてしまうようなくだらない見分け方もあるので、ぜひ読んで笑ってほしい。さあ、あなたも明日から“アタリを引ける人”になろう。

文=中村未来(清談社)