Sound Horizon10周年プロジェクト。至極の物語音楽、小説版『Roman』刊行決定!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17

 Sound Horizonの大ヒットアルバム「Roman」のリリースからちょうど9年後となる本日(2015年11月22日)、小説版『Roman』(上下巻)の刊行決定が発表された。上巻は、2016年2月3日(水)に発売される予定だ。これに先立ち、先月22日にはSound Horizon主宰のRevoより、10周年イヤーの延長が宣言された。


 小説版『Roman』はこの宣言内でも触れている10周年記念の特別な“企画”の一つとなる。近日オープン予定の小説版『Roman』特設サイトでは、人気イラストレーター・左による小説上巻のカバービジュアルが見られるほか、描き下ろしイラストなども順次公開予定となっている。
 
Sound Horizon『Roman』特設サイト
http://www.kadokawa.co.jp/sp/soundhorizon/roman

Amazon.co.jpとアニメイトでは既に予約が開始され、アニメイトでは、数量限定の有償購入特典としてクリアファイルが用意されているとのこと(詳細は上記特設サイトにて後日発表)。また、「月刊ASUKA」では、コミック版「Elysion」を連載中。「少年エース」ではコミック版「ヴァニシング・スターライト」、「ヤングエース」ではコミック版「Nein」の連載が、ともに1月号より開始される。Sound Horizonの物語世界はどこまで広がっていくのか。今後の展開を楽しみにしてほしい。

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『Roman 冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語(上)』
2016年2月3日(水)発売 予価1,100円   判型B6版
原作/Sound Horizon 執筆/十文字青 想画/左

其処に物語(Roman)は在るのだろうか?
遠ざかってゆく少女達を「僕」は見送る――。「朝」と「夜」の狭間で。

今晩和、親愛なる地平線の旅人よ。これは朝とも夜ともつかない地平で目覚める君の為の物語(Roman)だ。傷つき敗れ、失う者達の物語(Roman)だ。それでも空を仰ぎ、彷徨い続ける者達の物語(Roman)だ。嗚呼、僕達は生まれて来る。そして、死んで行く。廻り続ける風車のように。これはそこにある物語(Roman)だ。どこにでもある特別な物語(Roman)だ。さあ、詩を灯そう。詠い続けよう。いずれ聖夜(ノエル)に生まれいづる彼のように。 

■ 上巻収録エピソード
01 朝と夜の物語
a piece of Noël number”01″
02 緋色の風車
a piece of Noël number”02″
03 見えざる腕
a piece of Noël number”03″
04 星屑の革紐
a piece of Noël number”04″
05 呪われし宝石
a piece of Noël number”05″
06 焔
Extra 屋根裏物語

■ アルバム情報


5th Story CD『Roman』
2006年11月22日発売(キングレコード)

Sound Horizonとは
サウンドクリエイターRevoが主宰するアーティスト集団。「幻想楽団」と称され、物語性のある歌詞と組曲的な形式やパッケージ全体で魅せる「物語音楽」を主な作風とする。“Story CD”と銘打たれたコンセプト・アルバム群を主軸に展開、独自性の高いムーブメントを創造しカリスマ的な人気を誇る。2014年10月にメジャーデビュー10周年を迎えたが、現在10周年イヤーを延長し、様々なスペシャル企画が進行中。

■関連サイト
Sound Horizon official website
Sound Horizon 10th Anniversary Special Site
「月刊ASUKA」公式サイト