「ピクサー展」ついに日本へ!「トイ・ストーリー」から最新作までのアートワーク約500点を一挙公開

ディズニー

公開日:2015/11/20


 「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」、「インサイド・ヘッド」そして最新作「アーロと少年」など、数々の人気作品を世界に送り出す「ピクサー・アニメーション・スタジオ」。1986年にアメリカのカリフォルニアで、“ジョン・ラセター”、“エド・キャットムル”、“スティーブ・ジョブズ”らが奇跡のような運命で共に集いピクサーは設立された。

 2016年に、スタジオ開設30周年を迎えることを記念し、2016年3月5日(土)から5月29日(日)にかけて、東京都現代美術館で「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が開催される。

 ピクサー作品は、日本やアメリカだけでなく、世界中で上映され多くのファンに愛され続けている。それはコンピュータ・アニメーションという優れた技術だけによるものではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターの存在があるから。驚くべきことに、ピクサーには技術スタッフと同じくらい多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しているのだ。彼らはストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングや、パステル画、彫刻などを数々生みだしている。

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 ピクサー&ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジョン・ラセターはこう語る。

「芸術はテクノロジーの限界に挑み、テクノロジーは芸術にひらめきを与える。」ジョン・ラセター

 「ピクサー展」では、そうした創作活動にスポットライトをあて、ピクサーに所属するアーティストたちが創り出したドローイング、カラースクリプト、マケット(キャラクター模型)など、多種多様なアートワークの数々を紹介する。世界各国で好評を博した世界巡回展が、スタジオ設立30周年を記念した新たな作品群を加えて日本に上陸する。

<展覧会のみどころ>
世界初のフルCGアニメーション映画「トイ・ストーリー」から最新作「アーロと少年」まで、映画制作の源となったアートワーク約500点を一挙公開。


ピクサーがアニメーション制作で最も大事にしている「ストーリー」「キャラクター」そして「世界観」を、多才なアーティストたちが様々な技法を使って表現する。


大型ゾートロープと迫力のスクリーン映像でピクサー・アニメーションの世界観を表現。この世界巡回展のために特別に開発された2つのインスタレーション、「トイ・ストーリー ゾートロープ」と「アートスケープ」が登場する。


<トイ・ストーリー ゾートロープ>
円盤の上に配置されたウッディやバズといった「トイ・ストーリー」キャラクターの立体フィギュアを暗闇の中で高速回転させ、ストロボライトで照らすことでキャラクターたちがあたかも生きて動いているように見せる、アニメーションの原理を体感できる装置。

<アートスケープ>
平面に描かれたアートワークを、デジタル技術を用いて3次元(3D)の動画へと変換し、幅10メートルを超える大型スクリーンに投影するインスタレーション。アートとテクノロジーの融合により生まれたこのインスタレーションは、見た人を、まるでピクサーの世界に紛れ込んだような臨場感あふれる空間へと誘う。

スタジオ設立30周年記念「ピクサー展」
会期:2016年3月5日(土)~5月29日(日)
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日および3月22日(火)※3月21日、5月2日、5月23日は開館
会場:東京都現代美術館(企画展示室1F/3F)
住所:東京都江東区三好4-1-1
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社、TBS
協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン
⇒「ピクサー展」公式サイト