和食は難しくない!「彼ごはん」シリーズのSHIORIさん直伝レシピで、料理の腕に自信がつく!【3品作ってみた】

食・料理

公開日:2015/11/21


『SHIORIの毎日和食』(SHIORI/宝島社)

 いまや海外に行かなくても様々なジャンルの料理を楽しむことができる時代。しかし、やはり日本人であれば、白いご飯と味噌汁、優しい味付けのおかずがセットになった、“和食”は外せません。食べた瞬間のあの「ほっ」とできる安心感は、なかなか他の国の料理では味わえません。一方で、繊細な味付けであるがゆえに、特に若い人にとっては難しい料理として捉えられていることも多いようです。和食は難しいもの、そんな考えを払拭してくれるようなレシピ本『SHIORIの毎日和食』(SHIORI/宝島社)が発売されました。著者はタイトルにもあるように、「彼ごはん」シリーズで、若い女性から絶大なる支持を得ているSHIORIさんです。本書でも、彼女らしく、身近で季節を感じる食材を使い、シンプルな工程で作られているので、和食に持っているハードルを一気に下げてくれます。また、基本的な野菜の切り方や、茹で方、だしのとり方、魚の下処理方法などが、料理初心者にもとてもわかりやすく解説されているので、料理のバイブル本としても役立ちそうです。今回は、この中から彼や家族が喜んでくれそうな和食を3品作ってみました。

さばの竜田揚げねぎソース(P.28)


 皮をむき、厚さ1cmの半月切りにしたれんこんは、水にさらしておきます。さばは、余分な水分をペーパータオルでふき取り、3cm幅に切って、しょうゆ・酒・しょうがの絞り汁を混ぜた液に15分ほど漬け込んでおきます。その後、水けをふきとったれんこんは巣揚げに、さばはたっぷりの片栗粉をまぶして3分ほど揚げます。最後に、お皿にさばとれんこんを盛りつけ、みじん切りにした長ねぎ・しょうゆ・酢・ごま油などの調味料を合わせたソースを上からかければ完成。

 和食の定番である、さばの竜田揚げを作ってみました。片栗粉をたっぷりまぶしたことで、さばの外側がカリっ、中がふんわりと、2つの食感を楽しめました。そのさばと、シャキシャキしたれんこんにごま油が効いたソースが絡むことで、お皿全体の味が引き締まり、ご飯が進む一品に。ボリュームもあるので、男性も喜びますよ。

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ブロッコリーの梅おかかあえ(P.61)


 小房に分けたブロッコリーをたっぷりのお湯で柔らかめに茹でたら、ざるに上げて冷まします。ボウルにちぎった梅干し、しょうゆ、みりん、かつお節を混ぜ、そこに水けをふき取ったブロッコリーを和えれば完成。

 こちらは、箸休め的に使える副菜です。梅干しとかつお節の味が、柔らかく茹でたブロッコリーによくなじんで美味しい!サラダだと、なかなかたくさんは食べられないブロッコリーですが、これならいくらでも食べられます。お酒にも合いそうな1品。

ひじき煮(P.65)


 サラダ油を熱したフライパンに、水で戻したひじきを炒めます。油が全体に回ったら、にんじん、油揚げ、ちくわ、だし汁、しょうゆ、みりんなどの調味料を加えて、汁気がなくなるまで8分ほど煮詰めます。最後に、枝豆を加えて混ぜ、そのまま冷まして味をなじませれば完成。

 こちらも和食の副菜の王道レシピです。今回はひじき、にんじん以外にもたくさんの食材が入っているので、彩り豊かで、栄養も満点です。味は、飽きのこない、ほっとする優しい甘さです。ひじき煮なんかを美味しく作れると、料理に自信がつきますよね。

オシャレな包装の仕方まで伝授! お店をより身近に感じる1冊です
小さい子供がいると、どうしても味付けのしっかりした料理を作りがちだったのですが、今回基本的な和食を作って子供に食べさせたところ、美味しそうにパクパク食べていました。味付けがしっかりしたものの方が好きというのは思い込みであって、小さい子供でも和食の美味しさはしっかり分かるようです。改めて基本を知ることで、もう一度和食の美味しさを再認識してみませんか?

文=JUNKO