知らなきゃ損する! 業界関係者1,000人が本気で選んだ今年の最良エンタメは?

エンタメ

公開日:2015/11/21


 2015年11月20日(金)発売のインドアエンタメ総合誌『エンタミクス』1月号の巻頭特集は“掘り出しエンタRANKING 2015”。業界関係者1,000人の投票により選出した、ヒットチャートからは絶対わからない、今年の最良エンタメをランキング形式で発表している。2015年にリリースされた、洋画、邦画、TVドラマ、海外ドラマ、アニメ、ゲームの6部門から、エンタメ業界人が本気で選んだ今年最良の大穴BEST10にはどの作品が選ばれたのか?

 今回は特別に、アンケート結果を各部門1位~5位まで発表しよう。

    (C)2014 SOUS CHEF,LLC. ALL RIGHTS RESERVED

洋画
1位「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(監督・出演:ジョン・ファヴロー/出演:ソフィア・ベルガラほか)
2位「セッション」(監督:デイミアン・チャゼル/出演:マイルズ・テラーほか)
3位「キングスマン」(監督:マシュー・ヴォーン/出演:コリン・ファースほか)
4位「ナイトクローラー」(監督:ダン・ギルロイ/出演:ジェイク・ギレンホールほか)
5位「インターステラー」(監督:クリストファー・ノーラン/出演:マシュー・マコノヒーほか)

advertisement

 洋画部門で1位に輝いたのは、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」。「アイアンマン」シリーズの監督として知られるジョン・ファヴローが、「アイアンマン3」の撮影を蹴ってまで撮った心温まる作品。一流レストランで働くカールは、オーナーと大喧嘩をして店を飛び出す。次の仕事を探すため訪れたマイアミで、運命のキューバサンドイッチと出会い、オンボロのフードトラックを改装して、移動販売を始めるが? アツアツのキューバサンドイッチ、旅で深まる父子の絆、大切な時間まで想いが巡る115分ツアーだ。

<アンケートの声>
「監督の人情が伝わる寅さん的な秀作!」「いちいちおいしそうな演出とどこか優しいストーリーに好感が持てた」「たまにあのキューバサンドイッチが脳裏をかすめる」「父と息子の再起の道が最高に明るくて気持ちがいい」

    (C)「ラブ&ピース」製作委員会

邦画
1位「ラブ&ピース」(監督:園子温/出演:長谷川博己、麻生久美子ほか)
2位「百円の恋」(監督:武正晴/出演:安藤サクラ、新井浩文ほか)
3位「味園ユニバース」(監督:山下敦弘/出演:渋谷すばる、二階堂ふみほか)
4位「日本のいちばん長い日」(監督:原田眞人/出演:役所広司、本木雅弘ほか)
5位「紙の月」(監督:吉田大八/出演:宮沢りえ、池松壮亮ほか)

 邦画部門の第1位に選ばれたのは、園子温監督の入魂作「ラブ&ピース」。冴えないサラリーマン・鈴木良一は、ある日、デパートの屋上で1匹のミドリガメと運命的に出会う。そのカメ“ピカドン”と暮らし始めてから、良一は一気に人生の頂点へと駆け上がっていく…。いつもの”園子温映画”と思って見てみると、エロ&バイオレンス一切なし、家族で一緒に見られるコメディ、アットホーム、そして怪獣級の感動カウンターパンチに、想定外の涙を流す人が続出の超純情ファンタジー

<アンケートの声>
「劇場で嗚咽してしまった」「園子温監督作品なのに、誰も死なない心温まる傑作」「予告をみて想像していた内容と、実際の映画が(いい意味で)まったく違って驚いた」「最後の最後にでっかい感動が待っている」

    (C)池井戸潤「民王」/テレビ朝日

TVドラマ
1位「民王」(脚本:西荻弓絵/出演:遠藤憲一、菅田将暉ほか)
2位「ごめんね青春!」(脚本:宮藤官九郎/出演:錦戸亮、満島ひかりほか)
3位「美女と男子」(作:田渕久美子/監督:松浦善之助ほか/出演:仲間由紀恵、町田啓太ほか)
4位「山田孝之の東京都北区赤羽」(監督:松江哲明、山下敦弘/出演:山田孝之ほか)
5位「64(ロクヨン)」(脚本:大森寿美男/出演:ピエール瀧、木村佳乃ほか)

 国内TVドラマ部門は「民王」が第1位。ドラマ化ラッシュの池井戸潤原作、「ATARU」の木村ひさし演出、「SPEC」の西荻弓絵脚本。暑苦しい内閣総理大臣と女子力高めなバカ息子の人格が突然入れ替わり、メソメソ泣く遠藤憲一、眉間にシワを寄せ怒鳴りちらす菅田将暉のギャップにヤミツキ。伏線が回収されていく脚本の妙。特撮&プロレス小ネタに陰謀も絡む超展開。正論をぶちまけ政治の世界をばっさり斬る痛快さ、そして互いを体感することで本質を知る親子ドラマ。秘書役の高橋一生ら共演陣もナイスで、どれをとっても痛快無比な作品が、本年度圧勝のナンバーワン!

<アンケートの声>
「ありがちな設定だとナメてたら仰天。演出もエンディングまで最高」「フィリップ(菅田)が“お前の罪を教えろ”と言った(笑)」「高橋一生さんの貝原につきます。あの萌え展開!! 久々にブルーレイ購入を決意した」


海外ドラマ
1位「ストレイン 沈黙のエクリプス」(原作・企画・製作総指揮・脚本・エピソード監督:ギレルモ・デル・トロ/出演:コリー・ストールほか)
2位「THE FLASH/フラッシュ」(製作総指揮:グレッグ・バーランティほか/出演:グラント・ガスティンほか)
3位「ベター・コール・ソウル」(製作総指揮・企画:ヴィンス・ギリガン/出演:ボブ・オデンカークほか)
4位「GOTHAM/ゴッサム」(製作総指揮:ブルーノ・ヘラーほか/出演:ベン・マッケンジーほか)
5位「ウェイワード・パインズ 出口のない街」(製作総指揮・監督(第1話):M・ナイト・シャマラン/出演:マット・ディロンほか)

    (C)2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

アニメ
1位「百日紅~Miss HOKUSAI~」(監督:原 恵一/制作:Production I.G)
2位「血界戦線」(監督:松本理恵/制作:ボンズ)
3位「楽園追放 -Expelled from Paradise-」(監督:水島精二/制作:グラフィニカ)
4位「SHIROBAKO」(監督:水島 努/制作:P.A.WORKS)
5位「四月は君の嘘」(監督:イシグロキョウヘイ/制作:A-1 Pictures)

    (C)本郷あきよし・東映アニメーション・テレビ朝日・電通
    (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ゲーム
1位「デジモンストーリー サイバースルゥース」(PS Vita/バンダイナムコエンターテインメント)
2位「バットマン:アーカム・ナイト」(PS4/ワーナー エンターテイメント ジャパン)
3位「レゴRシティ アンダーカバー チェイス ビギンズ」(ニンテンドー 3DS/任天堂)
4位「レジェンド オブ レガシー」(ニンテンドー 3DS/フリュー)
5位「ザ クルー」(PS4、Xbox One、PC/ユービーアイソフト)

 「パシフィック・リム」の監督ギレルモ・デル・トロが初めて手がけたTVシリーズで話題の海外ドラマ部門1位「ストレイン 沈黙のエクリプス」、江戸の文化風俗を現代技術で昇華させ、心温まる人情ストーリーが展開するアニメ部門第1位「百日紅~Miss HOKUSAI」、美麗なグラフィックと洗練されたシステムで大人心を鷲掴みにしたゲーム部門1位の「デジモンストーリー サイバースルゥース」など、知らなきゃ絶対損をする秀作が並んだ今回のランキング。必ず掘り出しの1本が見つけかるはず。巷にあふれるヒットチャートでは見つけることのできない、業界太鼓判の知らなきゃ損する2015年の最良作30本だ。

 『エンタミクス』1月号では、さらにランキング10位までの詳細と、受賞者インタビューを掲載しているほか、広角レンズとマクロレンズの2種類がセットになったスマホ用レンズのプレミアム付録付き! クリップ型で、スマホのレンズの位置に合わせて簡単に挟めるお手軽さ。ワイドレンズはグッと広い範囲が撮れ、イルミネーションなどの風景はもちろん、大勢の友達といっしょに写す自撮りにも最適。マクロレンズは細かいネールアートや、通常ならボケてしまう小物のアップもクッキリ撮影できる。

    左:ワイドレンズで撮影、右:マクロレンズで撮影

 さらに、「人気漫画の残念イケメン&美女図鑑」や「餃子がもっとおいしくなる秘密33味の素冷凍ギョーザ 工場見学」などの特集も盛りだくさん! また、公開を間近に控える「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の特集記事も。「スター・ウォーズ」の特集記事は『エンタミクス』1月号と同日に発売される『DVD&ブルーレイでーた』12月号でも徹底特集が組まれている。超豪華特集の『エンタミクス』1月号と『DVD&ブルーレイでーた』12月号。年末年始に楽しめるガッツリ企画が盛りだくさんだ。


■『エンタミクス』1月号
価格:750円(税込)
発売日:2015年11月20日(金)
版型:A4変形
発行:KADOKAWA
⇒『エンタミクス』公式サイト


■『DVD&ブルーレイでーた』12月号
価格:527円(+税)
発売日:2015年11月20日(金)
発行:KADOKAWA

“掘り出しエンタRANKIG2015”調査概要
選考対象作品:2014年10月1日~2015年9月末までにリリースされた映画(洋画、邦画)、ドラマ(国内、海外)、アニメ、ゲームの6ジャンルのタイトル。
アンケート対象:各業界関係者1000人
アンケート内容:各業界関係者が個人的にもっと多くの人に知ってもらいたい良作をベスト3まで推薦。
集計方法:1位=5点、2位=4点、3位=3点、次点=1点として集計。
出典:『エンタミクス2016年1月号』