「深夜の30分なのに超豪華だな」Juice=Juice主演ドラマ「武道館」役者陣に原作ファンも納得
エンタメ 公開日：2015/11/30
フジテレビと音楽プロデューサー・つんく♂がタッグを組み、アイドル小説『武道館』をTVドラマ化する。作中に登場するアイドル・NEXT YOUを、実在のアイドル・Juice=Juiceが演じることが決まり話題を呼ぶ同ドラマだが、このたび、つんく♂をモデルにしたアイドル・プロデューサー役は、小出恵介が演じることが発表された。出演者、音楽、物語と、すべてにおいて注目が集まるドラマ「武道館」には、原作ファンも高い関心を持っているようだ。
映画化もされた『桐島、部活やめるってよ』で「第22回 小説すばる新人賞」、SNS（Twitter）の問題を取り入れ、いまどきの若者の姿を描いた『何者』で「第148回 直木賞」、児童養護施設の子どもたちの痛みや葛藤、成長の物語『世界地図の下書き』で「第29回 坪田譲治文学賞」をそれぞれ受賞した、若き文豪・朝井リョウ。同氏にとって初のドラマ化となる『武道館』は、“アイドル戦国時代”と呼ばれる現代に相応しい1冊となっている。
結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動を続けているNEXT YOU。独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につきふたつのパターンがある振り付けなど、さまざまな手段で人気と知名度を上げ、着実に目標へと近づいていく。しかし、注目されるにつれ、望まない種類の視線も…。「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」アイドルの輝きと少女の葛藤、そしてアイドルを消費するものたちの物語、それが『武道館』だ。
2016年2月6日（土）より開始となるドラマ「武道館」に登場するNEXT YOUを演じるのは、ハロー！ プロジェクトに所属するJuice=Juice。放送期間中、実際にNEXT YOUとしてライブや握手会などの活動を行う同グループ。そのプロデュースを「アイドルって作るものでなく、楽しむものであるほうがいいに決まってる。なのに、著者はこうやってアイドルを生み出す側にチャレンジした。それも文学の世界で……。なんたる野望。なんたるマニアック。なんたる妄想力」と原作を絶賛したつんく♂が担当する。
喉頭がんを患い、苦しい闘病生活が続いたつんく♂だが、すでに音楽家として再稼働。ドラマに対し、「立場は違えど、僕も大阪のアマチュアバンド時代に同じような思いでがんばってきたので、とてもワクワクしました――NEXT YOUのサウンドが大好きになるようおもいっきり気合い入れて仕上げます！ 特にライブでおもいっきりノリノリになるようなそんなサウンド」とコメントを寄せた。
さらに、気になる他のキャストも先頃発表。つんく♂をモデルにしたプロデューサー役に、「ROOKIES」「ボクたちの交換日記」など多くの映画・ドラマに出演する小出、NEXT YOUのチーフマネージャー役には、最近はバラエティ番組でも活躍する俳優・木下ほうか、木下の部下役に高畑淳子の息子・高畑裕太、恋愛禁止であるNEXT YOUのメンバーで、同作の主人公・日高愛子（Juice=Juice・宮本佳林）に恋心を抱く幼馴染み・水嶋大地役に吉沢亮、さらに、カリスマ・アイドルブロガーのハカセ役を六角精児など、個性豊かな面々が顔を揃えた。
この決定に、原作ファン・Juice=Juiceファンからは「深夜の30分なのに超豪華だな」「もっと無名な役者ばっかりだと思ってた」「メジャー感がすごくてビビる」「普通のドラマの主演にJuice=Juiceか。身震いするわ」などの声が上がり、特に木下と六角は嬉しいようで、「木下ほうかなんかよく押さえられたもんだ」「ほうかさん何期連続で出るつもりだよ」「六角さんは絶妙なキャスティングだな」「六角精児はさすがに、実際のオタに交じっても異彩を放つな」といった興奮の声が見られた。
フジテレビとBSスカパー！が初めて本格的に共同制作するドラマ「武道館」。フジテレビ系列では、2016年2月6日（土）23時40分より、BSスカパー！では、オリジナル要素も加え2月10日（水）21時より放送開始となる。地上波はやや遅い時間ではあるが、その分、原作の生々しさが忠実に再現されるのではないだろうか。このドラマ、期待大！
■土ドラ「武道館」
原作：朝井リョウ
話数：全8話
出演：Juice=Juice/小出恵介/木下ほうか/高畑裕太/吉沢亮/六角精児 ほか
フジテレビ系：2016年2月6日（土）放送開始（毎週土曜 23：40～0：05）
BSスカパー！：2016年2月10日（水）放送開始（毎週水曜 21：00～21：45）
制作著作：フジテレビ/スカパー！/共同テレビ
⇒土ドラ「武道館」番組情報
