「GOSICK」シリーズ新刊発売! 悠木碧と江口拓也のアニメ版声優コンビによるラジオドラマも公開中

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/16

 2003年に誕生し、たちまち多くのファンを獲得した「GOSICK」シリーズ。2011年には2クールのTVアニメが放映され、併せて「幻」と言われた完結編が刊行されて話題となった。2013年、「GOSICK」10周年の年に待望の新作『GOSICK RED』が刊行され、続編を待ち焦がれていたファンを熱狂させた。

 そして2015年11月30日(月)、ついに「GOSICK」の最新作『GOSICK PINK』が発売となった。発売を記念して、特設サイトではアニメ「GOSICK」の声優・悠木碧や江口拓也による豪華ラジオドラマを公開! シナリオは著者・桜庭一樹が脚本を書き下ろし、『GOSICK PINK』の世界観をより楽しめる内容となっている。さらに「GOSICK」公式ブログでは、桜庭一樹自らが、ここでしか聞けない取材や執筆の裏話などを掲載中だ。

「新・GOSICK」シリーズの第1弾となる『GOSICK RED』では、新天地ニューヨークで探偵事務所をひらいたヴィクトリカと新聞記者になった一弥がギャング連続殺人事件の謎を追い、第2弾『GOSICK BLUE』ではそこから時間を遡って、新大陸に降り立った「はじまりの日」に起きた高層タワー爆破事件を解決した。第3弾『GOSICK PINK』では、『GOSICK BLUE』で再会した一弥の姉・瑠璃の家で一夜を明かした翌朝から物語が始まる。新大陸に到着し、張り切って仕事と家を探す一弥といつも通りのヴィクトリカの前にあらわれた、新大陸ならではの謎とは……!?

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■『GOSICK PINK
著:桜庭一樹
価格:1,100円(+税)
発売日:2015年11月30日(月)
出版社:KADOKAWA
⇒「GOSICK」シリーズ特設サイト
⇒「GOSICK」公式ブログ

新大陸に到着し、一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。自分たちの家(ほーむ)と仕事(じょぶ)を得るために張り切る一弥は、ヴィクトリカとともにさっそくニューヨークの街中へ。あらゆる人種に喧噪――新世界の謎とも言うべき不可解な人々の暮らしが広がる街で、ふと目を離すとヴィクトリカの姿が忽然と消えていた。一弥がヴィクトリカを探しニューヨーク中を走り回る一方、ヴィクトリカは思わぬ人物と出会う。助力を請われ、戦時中に起きた未解決事件<クリスマス休戦殺人事件>の謎を解くことになるが……。ヴィクトリカの超頭脳<知恵の泉>が導き出した驚きの真実と、依頼人の正体とは!?

■『GOSICK RED
著:桜庭一樹
価格:1,100円(+税)
発売日:2013年12月25日(水)
出版社:KADOKAWA

1931年、虚栄と享楽の都市、ニューヨーク。私立探偵と新聞記者として新しい暮らしを送るヴィクトリカと一弥。ヴィクトリカがギャング連続殺人事件の調査を依頼される一方で、一弥は「心の科学で人々の精神的外傷を癒す」という著名な精神分析医のもとに取材に向かっていた。場所も犯行手口も犯人像も全く異なる連続殺人事件の謎と、カウンセリングによる夢診断の不思議。やがて二つの事件は繋がり、恐るべき陰謀へと変貌する―。

■『GOSICK BLUE
著:桜庭一樹
価格:1,100円(+税)
発売日:2014年11月28日(金)
出版社:KADOKAWA

1930年夏、長い船旅を経て、ついに新大陸にたどり着いたヴィクトリカと一弥。着いて早々、奇妙な格好をした男に出会い、新世界の成功を象徴する高層タワー<アポカリプス>の完成披露パーティに連れていかれることになった。しかし、豪華なパーティの最中、突然エレベーターが爆発し、ヴィクトリカは最上階に閉じ込められてしまう。不気味な犯行予告が示す、爆破事件の真相とは? 最上階と地下、離ればなれになったヴィクトリカと一弥の運命は―!?

桜庭一樹(さくらば・かずき)
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』がジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を受賞。同書は直木賞にもノミネートされた。08年『私の男』で第138回直木賞を受賞。他著作に「GOSICK」シリーズ、『伏 贋作・里見八犬伝』『無花果とムーン』『ほんとうの花を見せにきた』などがある。