セクシー俳優の素顔は○○だった! 一徹、月野帯人が“生”でさらけ出した夜

エンタメ

公開日:2015/12/8

 かわいくって、ちょっとおバカでそしてエロイ! これに代わる最高の恋人の条件などあるだろうか。数年前に一世を風靡したおバカタレントたちの人気が未だ衰えないように、この三拍子が揃ったら無敵なのだ。たとえそれが男子でも!

 おバカは癒やし。エロはトキメキ。そんなことを再認識させられたのが、劇団Rexyの公演である。この劇団名を聞いたことがない人もいるだろう。それもそのはず、11月末に行旗揚げ公演が行われたばかり。劇団員は人気エロメン一徹をはじめとする7人のイケメン達なのだ。

 彼らはソフト・オン・デマンドの女性向けAVレーベル「SILK LABO」や女性向け動画サイト「GIRL’S CH」にていくつものタイトルを発表している人気俳優。通称エロメン。女性誌『an・an』の掲載で人気となった一徹氏や、月野帯人氏などが出演。新宿シアターモリエールにて『ロミオとジュリエットですが…』全7公演を披露した。

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 普段は女性向け動画にて、アラレのない部分まで露出している彼ら。その彼らが舞台で「生」のパフォーマンスを客前で見せるとあって、会場は超満員。熱心な女性ファンで埋め尽くされていた。編集された映像ではなく、ライブでの彼らの様子は普段とはひと味も違っていた。

 この公演は、とある劇団が「ロミオとジュリエット」の公演初日を迎えるまでのスッタモンダをコミカルに演じたもの。幕開けまであと数時間なのに、ヒロインが来ない! その理由は? そして公演はどうなる…? まるで三谷幸喜作品のような、爆笑のワンシチュエーションコメディであった。

 設定はどこか演じるエロメンたちに似ている。「初めて舞台で演じる」という役を演じている彼ら。あまり乗る気のしない演劇というジャンルに戸惑いつつ、次第にその魅力に目覚めていく、という内容だ。

 公演中の初々しいリアクションもまた本人達と被るものがある。途中「セリフ忘れちゃった…」と本音なのか筋書き通りなのか解らない発言。またうっかり役名ではなく、普段の名前で呼びかけてしまったり。本当の意味でハラハラドキドキさせられて、結末までグイグイ引っ張られてしまった。

 もちろんエロメンたちが登場するので、サービスシーンも多数あった。上半身裸で殺陣を繰り広げたり、パンツ1枚で半尻を見せてくれたり。存分に肉体美も堪能できた。だがここは公共の場。法に触れたり、下品になりすぎない配慮が行き渡っていた。

 そんなドキドキの舞台を終えて、もっとも気持ちをわしづかみにされたのが、カーテンコールとアフタートークショー。無事に終演できた安堵感からなのか、なぜかカーテンコールで、しゃべりがカミカミ(笑)。「ツイッターでつぶやいてね」「カレンダー販売中」など、どうってことのないひと言なのに、なぜか全員が噛んでうまくしゃべれない!

 アフタートークショーでは、ざっくばらんなテーマが与えられるのだが、小田涼氏が、見事な天然っぷりを発揮。突然「僕、出演者の秘密を知っています」と言い出すのだが、その内容を誰も理解できず。思わず司会者も困惑する一幕も。

 このような公演後の彼らの振る舞いに、胸キュンを押さえられないものがあった。舞台ではあんなにしっかりと演じていて、また動画でもナニとかナニのときに、しっかりリードしてくれている彼らなのに、素はちょっとおバカ!! このギャップ萌えが味わえるなんて、まったくの予想外であった。彼らのこんな一面が見られるなんて、いわば奇跡としか言い様がない公演だ。

 かわいくて、エロくて、ちょっとおバカは最高である。

 今回の公演は、映像だけでは味わえない魅力が存分に伝わってくる内容であった。また次回の公演があるなら、多くの女子を萌え殺しにかかるだろう。それまでに映像でイメージトレーニングに励んでおきたい!

取材・文=武藤徉子

劇団Rexyオフィシャルサイト

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