スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツってどんな人?

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/16

 1950年にアメリカの7紙で連載が始まった『ピーナッツ』。現在も、75カ国21の言語、2,200紙で掲載されているほどの人気作。中でも作中に登場するスヌーピーは、世界中に多くのファンを持つ有名すぎるキャラクターだ。そんなスヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツにスポットを当てたノンフィクションストーリー『スヌーピーと、いつもいっしょに PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語』が、2015年12月17日(木)に発売された。

 作者であるチャールズ・シュルツは、意外にもひどく内気で、人に話しかけるのも苦手な青年だったらしい。しかし彼は「まんがを描く」というひとつの夢を持ち続けていた。自分が書いたマンガにこだわりをもち、売り込み続け、ある日その夢が叶って大きな成功を掴むことに―。

不器用で、友だちも少なかったシュルツが、はじめて友達といえる仲間に巡りあったのは、勤め先の“チャーリー・ブラウン”や、“ライナス・マウラー”。彼らがモデルとなり、『PEANUTS』の登場人物が活躍しはじめたのだ。

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小さい頃に飼っていたスパーキーという犬はとても賢く、50の言葉が理解できたとか。
スヌーピーのモデル?

 「なんでPEANUTSというタイトルなの?」「スヌーピーが変身(変装?)するようになったのはなぜ?」など、シュルツの人生の物語を読むことで、素朴な疑問も解決してくれる。この機会に、スヌーピーたち愛すべきキャラクターがどう作られ、育てられていったか、その物語にふれてみませんか。

チャーリー・ブラウンは、姿が登場しない「赤毛の女の子」にずっと思いを寄せている。

■『スヌーピーと、いつもいっしょに PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語
著:マイケル・A・シューマン
訳:小松原宏子
価格:1,300円(+税)
発売日:2015年12月17日(木)
仕様:A5判/216ページ
発行:学研プラス