ハードコア系ラブコメ『サイコメ』舞台化&キャスト決定にファンから祝福の声!

マンガ

公開日:2016/1/27


 「第14回 エンターブレインえんため大賞」小説部門で優秀賞を受賞した、ハードコア系ラブコメ『サイコメ』の舞台化が決定した。2016年3月2日(水)より始まる舞台の脚本は、原作者である水城水城(みずしろ みずき)自らがあたるという。その旨を水城が自身のTwitterで報告すると、ファンからは祝福の声が上がった。

 新作となる『カフェ・ド・ブラッド 魔夜中の眠らない血会』が2月29日(月)に刊行予定となっている作家・水城。2012年に『サイコメ -PSYCHO&LOVE COMEDY-』というタイトルで「第14回 エンターブレインえんため大賞」に応募し、見事優秀賞に輝いたのが『サイコメ』だ。

 『サイコメ 1 殺人鬼と死春期を』と改題し、2013年に刊行された同作の舞台は、未成年犯罪者を集めた「プルガトリウム更生学院」。そこに冤罪で入学させられた神谷京輔は、“12人を殺した殺人鬼”として学院の注目を集める存在に。美脚美女、ゆるふわ系少女といった殺人犯、正体不明な巨乳のガスマスク美少女・氷河煉子らの誘惑を切り抜け、卒業を目指すという物語となる。

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 読者からも「明らかに普通じゃない」「ぶっ飛んでいながらもわかりやすい設定」「あまり本は読まないのですが、これは面白いと思えた」「舞台や設定が面白く、文章もスラスラ読め、キャラが独特で、次回予告的なものも笑えた」など好評を博した『サイコメ』は、その後『サイコメ 2 殺人姫と林監学校』『サイコメ 3 殺人希と期末死験』と刊行し、2014年8月に『サイコメ 6 殺人器と遭死相愛』で完結。しかし3カ月後、全5話収録の短編集『サイコメ UNPLAGUED OMNIBUS』を刊行し、ファンを喜ばせた。

 そんな『サイコメ』の舞台化が決定した。役名こそ発表されていないが、キャストは決まっており、ミュージカル「ヘタリア」主人公イタリア役・長江崚行、「BIOHAZARD THE STAGE」レベッカ役・飛鳥凛、舞台「戦国BASARA」シリーズの前田慶次役・伊阪達也、「遙かなる時空の中で6」里谷村雨役・田中稔彦、「刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ」紫役・梅田悠(元SDN48)、「逆転裁判2 ~さらば、逆転~」天野由利恵役・永吉明日香などが、『サイコメ』の世界観を表現することに。

 長江が自身のTwitterで告知をすると、「おめでとう!」「忙しいと思うけど、体調気をつけてがんばれっ」「崚行くんの努力、どんどん実を結んできてるね」などのリプライがファンから届き、長江同様、飛鳥の「年末年始に続きまた舞台に出させていただきます! 凄く楽しみ!」というつぶやきにも、「予約だ予約!」「おめでとうございます」といった祝福の言葉が送られた。

 また、脚本も担当する水城の「既に色々発表されていますが、改めまして。『サイコメ』が舞台になります! 1巻の内容をベースにしつつも結構がっつり変えていて、エンディングは2パターン。いずれも原作とはちょっと違ったものになる予定です。原作を既読の方も、未読の方も、どうぞよろしくお願いします!!」という報告に対しても、「こういう形でサイコメがまた脚光を浴びる事になってくれて、とても嬉しいです!!」「舞台化おめでとうございます! どんな風に変わり、どうやってエンディングが分岐するのかを含めて今から楽しみです」と期待が集まっている。

 公演は3月2日(水)~3月6日(日)、東京都・新宿村LIVEにて行われる。1月23日(土)より先行、1月30日(土)より一般販売が開始されるチケットには、好きなキャストのブロマイドなど、嬉しいリピーター特典がつくとのことなので、詳細は公式サイトをチェックしてみよう。

 なお、水城が「今年はサイコメ舞台と新作の他にもう1発、面白いことやれそうなので、楽しみにしていただければと。〆切り色々一気にきすぎてて、脳みそパーンしそうだけどな!」という気になるツイートもしているため、引き続きチェックしていこう。

舞台「サイコメ;ステージ」
原作・脚本:水城水城
企画・総合演出:まつだ壱岱
出演:飛鳥 凛/阿部かれん/伊阪達也/梅田悠/小栗諒/田中稔彦/長江崚行/永吉明日香/ヒロヤ ほか(五十音順)
日程:2016年3月2日(水)~3月6日(日)
場所:新宿村LIVE 東京都新宿区北新宿 2-1-2 新宿村CENTRAL 地下2階
⇒舞台「サイコメ;ステージ」


■『サイコメ UNPLAGUED OMNIBUS
著:水城水城
イラスト:生煮え
価格:691円(税込)
発売日:2014年11月29日
出版社:KADOKAWA