次にブレイクする5人の“本物”ミステリー作家に注目!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/28

出版不況の現在。そんな中であっても頭角を現す作家、ブレイク目前にある新人は真に実力がある証拠だ。 ミステリー評論家の千街晶之さんが挙げた注目の新人作家5人をみてみよう。
  
「初野晴の魅力は類を見ない不思議なタイプの謎。 “ハルチカ”シリーズは謎の種類が豊かで、青春ドラマとしても楽しめます。
  
七河迦南は2作目『アルバトロスは羽ばたかない』で化けました。意外性が尋常でなく、しかも感動できる。
  
深水黎一郎の芸術ミステリーは構成力の高さはもちろん、彼の芸術への解釈を読むだけでも楽しい。
  
梓崎優はミステリーとしての仕掛けも高水準なのですが、それ以前に物語に美しさがある。
  
詠坂雄二の書くものは予想がつかない魅力がある。 自由自在にジャンルを越境する、いい意味での裏切りを期待しています」
  
(ダ・ヴィンチ4月号「NEXTブレイクミステリー作家大予想!」より)