キーワードは「おしり」! 1日10分の筋トレでいつまでも元気に歩ける体づくり

健康

公開日:2016/2/3


 「歩く」というのは、二足歩行する人間にとっての基本動作。だが、年齢を重ねるごとに筋力が衰え、歩くことが不自由になってしまう。しかも、歩く速度が一定以下になると認知症の可能性まで増えるという。

 2015年12月10日(木)に刊行された『「おしり」を鍛えると一生歩ける! 寝たきり・腰痛・ひざ痛を防ぐ』は、高齢者や運動不足の人、関節痛のある人でもできる簡単な筋トレで、“健康寿命”を延ばす画期的な一冊。発売以来すでに3刷を数え、Amazonの「こり・痛みランキング」でも1位になるなど、話題沸騰中だ。

 おしりの筋肉は、衰えやすく、普段の生活でも意識しなければ加齢と共に弱っていく。しかし鍛えれば、何歳からでも何度でも蘇らせることができる。ただ、いま筋力が弱っているからといって、トレーニングができないということはないのだ。

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 同書で紹介する、赤ちゃんが生まれてから立って歩くまでを筋トレにした「7つのベビーステップ」は、筋力のない人でも寝た状態から始められる。おしりの筋肉は、「自重(自分の体重)を負荷にして行うのが一番効率がいい」ということもわかっており、自宅で特別な道具や器具がなくても筋トレを行うことが可能なのだ。

 おしりの筋肉群を鍛えることは、おしりの形が良くなり、歩くことに効果があるだけではない。おしりに筋肉がつくことで、骨盤を安定させる力が強まり、その分、背骨への負担が軽減。それにより、猫背や腰痛が改善される。

 また、おしりを鍛えると膝痛も軽減。膝痛は膝関節そのものよりも、股関節に原因があることが多いのだが、おしりの筋肉を強化すると股関節が正常に機能するようになり、膝の痛みも緩和されるのだ。


 さらに、おしりの筋肉のエクササイズにより、“インナーユニット”といわれる体幹部の筋肉も鍛えられ、尿漏れにも効果がある。そればかりか、おしりが発達することで、ウエストとヒップにメリハリが出て、丸みのあるおしりに変化。レッグラインやデコルテにまで影響が出て、洋服もスマートに着こなせるようになる。

 「歩行困難な80代女性が登山できるようになった」などの実績がある、ヒップアップ・アーティストの松尾タカシが、満を持して発売した同書。一生、自分の足で歩きたい人は是非一読してみよう。


■『「おしり」を鍛えると一生歩ける! 寝たきり・腰痛・ひざ痛を防ぐ
著:松尾タカシ
価格:1,296円(税込)
発売日:2015年12月10日(木)
出版社:池田書店

松尾タカシ
1968年、佐賀県生まれ。ヒップアップ・アーティスト。長年のフィットネストレーナーとしての経験から、機能解剖学上でも大変重要な意味を持つ「おしり」に着目。おしりの筋肉を鍛えることによって、身体機能を活性化しながら姿勢をただし、身のこなしを美しく変えていく独自メソッド“Progress Body”を開発。プライベートおよびグループレッスン、企業向けレッスンを行うほか、オリジナルの健康グッズの開発も手掛ける。著書に『“美乳”も“美脚”も“美尻トレ”から ヤセたければ「おしり」を鍛えなさい。』がある。
⇒「Progress Body」公式サイト