劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』2017年初春公開決定にファン感激「嬉しすぎて朝から泣いてます」

マンガ

公開日:2016/2/19

    原作・枢やな描き下ろしによる劇場版ビジュアル
    (C)Yana Toboso/SQUARE ENIX
    (C)Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Atlantic

 『月刊Gファンタジー』に連載されている、枢やな『黒執事』の劇場アニメ化が決定。2015年10月開催の「MBS ANIME FES.2015」にて劇場版製作が発表されていたが、2016年2月18日(木)、遂にそのベールが脱がされると、改めてファンから喜びの声が上がった。

 最も吸血鬼らしくない吸血鬼・アルを中心とした新感覚ヴァンパイア学園ストーリー『Rust Blaster』を短期連載(全6話)した枢やな。彼女にとって、初の長期連載となった作品が、19世紀後半のヴィクトリア朝時代の英国を舞台にした『黒執事』だ。すべてにおいて完璧な主人公の執事・セバスチャン、ゴシックなビジュアル、ミステリー、アクション、ギャグなどが女性を中心に支持され、シリーズ累計発行部数は2,100万部を突破している。

 2014年にセバスチャン役・水嶋ヒロ、ヒロイン・剛力彩芽で実写映画化された『黒執事』は、これまでにOVA含めて4度もアニメ化が行われてきた。その内訳は、岡田麿里がシリーズ構成/脚本を担当したTVアニメ1期&2期、岡田から吉野弘幸にバトンタッチし、監督を阿部記之が務めたTVアニメ「Book of Circus」とOVA「Book of Murder」。このほど発表された2017年春公開の劇場版は、後者の阿部と吉野によって描かれる。

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 「黒執事 Book of the Atlantic」というタイトルで公開される劇場版のベースは、原作単行本11巻~14巻で展開された「豪華客船編」。秘密結社・暁(アウローラ)学会の人体蘇生によって動き出した死体が人間を襲い、船上がパニックなるという物語で、『黒執事』の中でも人気が高い長編エピソードとなっている。出演者は小野大輔、坂本真綾、田村ゆかり、諏訪部順一など、TVアニメ1期からのお馴染みの声優が揃っており、アニメ版『黒執事』のファンとしては期待しかないだろう。

 その証拠に、アニメ公式Twitterが「黒執事 Book of the Atlantic」公開情報を伝えると、「絶対行きますっ」「やっと豪華客船編がスクリーンで観られるんですね」「『黒執事』の中でも特に好きなシリーズなのですごく嬉しいです!」「ほんまにありがとうございます。諦めてたので本当に楽しみです」「やっぱり豪華客船編なんですね! アンダーテイカーとリジーが格好いいから楽しみだ! シエルも期待してる! 早く観に行きたい!」「公式発表が嬉しすぎて朝から泣いてます」「oh yes!」「OMG!」といったリプライがファンから送られた。中には「DVD墓まで持っていきます。ありがとうございます」というファンも。

 ほかにも、「いよいよ葬儀屋さんの…。楽しみすぎます!」「戦う葬儀屋さんが観たい!」「豪華客船編という名のゾンビ回。あの不死鳥(フェニックス)ポーズシーンは絶対面白くなること間違いなし」「あー、フェニックスのあれね。個人的にはある女性キャラの本性が見られるあのシーンがすごく楽しみです」「音楽:光田康典。こことても重要」「阿部監督なら間違いない」など、それぞれの推しポイントを期待する声が上がっている。3月26日(土)・27日(日)に開催される「AnimeJapan2016」のアニプレックスプラスブースでは、枢やな描き下ろしイラストの限定前売券が発売されるようなので、是非とも足を運びたいところだ。

劇場アニメ「黒執事 Book of the Atlantic」
原作:枢やな
監督:阿部記之
脚本:吉野弘幸
キャラクターデザイン・総作画監督:芝美奈子
音楽:光田康典
出演:小野大輔/坂本真綾/田村ゆかり/諏訪部順一 ほか
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
⇒劇場アニメ「黒執事 Book of the Atlantic」公式サイト


■『黒執事』22巻
著:枢やな
価格:607円(税込)
発売日:2015年11月18日(水)
出版社:スクウェア・エニックス