【卵レシピ】温泉たまご+アイス!? みたらしたまご団子!? たまごソムリエが教えるレシピ【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/2/24


『たまごソムリエ友加里のたまご大好き あなたのたまご料理が100倍おいしくなるレシピ』(友加里/アールズ出版)

 日々の食生活に欠かせない「卵」。目玉焼きや卵焼き、オムライスなど、卵は様々な姿に形を変え、私たちを楽しませてくれる。また、料理の基本中の基本として、最初に作ったのが卵料理だった、という人も多いだろう。その一方で、本当においしく作ろうと思うと、実は難易度が高いという側面も持っている。それだけ奥が深いのだ。

 そんな卵に魅了され、“たまごソムリエ”として活動している友加里さんが、この度レシピ本を出版した。この『たまごソムリエ友加里のたまご大好き あなたのたまご料理が100倍おいしくなるレシピ』(友加里/アールズ出版)は、基本のレシピから思わず驚いてしまう組み合わせまで、様々な卵料理を写真付きで分かりやすく紹介している。

 筆者も卵は大好きだ。たまごソムリエおススメとなれば、ぜひとも食べてみたい。そこで、今回も実際に、「おいしそう!」「気になる!」と思ったものをいくつか作ってみた。

advertisement

「デビルドエッグ」(P.42)


 まずは、ネーミングも印象的な「デビルドエッグ」。ゆで卵を半分に切り、黄身と白身を分けて黄身を潰し、刻みピクルス、マヨネーズ、マスタードと合わせて白身の中に詰め直したもの。

 名前から刺激が強そうな印象を受けるが、ピクルスの酸味を黄身がまろやかにしてくれていて、いくらでも食べてしまいそうな味。お弁当やおつまみにもぴったりだ。

「冷凍たまポテ」(P.54~P.55)


 続いて、少し前にTVやネットでも話題となった「冷凍たまご」を使用したレシピ。解凍した冷凍たまごの黄身を、潰したジャガイモ、バター、塩を混ぜたもので包み、さらにそれをベーコンで包む。あとは薄力粉、溶き卵、パン粉をつけ、170度の油で揚げれば完成。

 もっちりした冷凍たまごの黄身と、ポテト、ベーコンでボリューム満点! ごはんにもパンにも合いそうな味で、立派なおかずとして成立する一品。

「みたらしたまご団子」(P.60)


 続いては、みたらし団子に卵!?と思わず驚いてしまうこの「みたらしたまご団子」。白玉粉と水で作った団子生地で卵黄を包み、ラップを使って丸く形を整え、輪ゴムで留める。それを沸騰したお湯で3分加熱すれば本体は出来上がり。それに、醤油、みりん、砂糖、片栗粉、水で作ったタレをかけて食べる。

 甘辛いタレと卵黄、団子の味が絡み合い、通常のみたらし団子より濃厚に。卵黄を潰さずに包むのが思ったより大変だったが、ぜひ友達や家族に作って驚かせてみたい。

「温泉たまごアイス」(P.84)


 最後は、こちらもびっくりな組み合わせ。「温泉たまごアイス」。作り方は、ただソフトクリーム(もしくはアイスクリーム)に温泉たまごを添えるだけ。これで濃厚なカスタード味のアイスが味わえるのだそう。

 実際に食べてみると、本当にカスタード味になっている。おいしい! 材料を考えるとたしかにカスタードの材料なのだが、アイスにそのまま温泉卵を添えるという発想はなかった。コンビニの普通のソフトクリームで試したが、味が数ランクアップする。

 この『たまごソムリエ友加里のたまご大好き あなたのたまご料理が100倍おいしくなるレシピ』には、他にも「たまごグラタン」や「たまごミートローフ」、「たまごフライ」など様々な気になるレシピが紹介されている。日常的に使っている食材だからこそ、調理の幅を広げることで食生活がぐっと豊かになる。卵は栄養価も高く、積極的に摂りたい食材。本書を読んで、ぜひとも新しい卵料理を開拓してほしい。

文=月乃雫