月曜日から「持ち歩きスイーツ」があれば、嫌なことも忘れられる! タルト、クッキー、ケーキ3つのレシピ【作ってみた】

食・料理

更新日:2016/4/6


『簡単でおいしい!「持ち歩きOK」のお菓子レシピ』(西山朗子/主婦の友社)

 みなさんは、嫌なこと、ツライことがあった時、どうやって対処していますか? 仲良しの友達にグチるのもよし、いっぱい寝て忘れようとするのもよし。その中で、「大好きな甘いお菓子を食べてリフレッシュ!」という人も多いのではないでしょうか。お菓子には不思議なくらい、人を元気にするパワーがあります。そんなお菓子をいつでもどこでも、気軽に楽しもうというのが、『簡単でおいしい!「持ち歩きOK」のお菓子レシピ』(西山朗子/主婦の友社)。ここでは、簡単、おいしい、持ち歩けるという3つの条件をクリアして選ばれた、タルト、マフィン、クッキー、パウンドケーキなどがラッピング方法と一緒に紹介されていて、自分へのご褒美はもちろん、友達へのプレゼントにも役立つ1冊です。今回はこの中から、型を使わないタルト、クッキー、型に入れたままプレゼントできるケーキの3品を実際に作ってみました。

1、りんごのタルト(P.36)

 ボウルに薄力粉、アーモンドパウダー、粉砂糖、塩、バターを加えて、全体がさらさらの状態になるまで手で混ぜます。さらに溶き卵を混ぜ、生地がひとまとまりになったら、ラップをして冷蔵庫で1時間休ませます。冷えた生地をめん棒で伸ばし、その中央に薄くくし切りしたりんごを並べ、周りの生地を内側に織り込みます。これを180度のオーブンで40分ほど焼けば完成です。

 タルトと言うと、専用の型や重しが必要だったりして、作るにはハードルが高いお菓子の1つですが、ここでのレシピではそんな型は全くいらず、伸ばした生地で具材を包み込んで焼くだけでタルトができました。外側の生地はサクサク、中のりんごはアツアツトロトロで、一口食べただけで幸せ気分に。持ち歩く場合は、ホールごとであればクッキングシートに包んで、一切れずつであれば、小さめのラッピング袋に入れましょう。

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2、マーブルクッキー(P.42)

 泡立て器で混ぜクリーム状にしたバターに、粉砂糖、牛乳を加えて混ぜます。そこに薄力粉を加え、生地をひとまとめにしたら2等分にし、片方の生地をさらに2等分にし、1つにはココアパウダー、もう1つには抹茶を加え、全体の色が均一になるまで混ぜ込みます。これらの生地を、白い生地、色付きの生地の順に重ねて棒状に形を整えたら、ラップで包み、冷凍庫で1時間以上休ませます。冷えた生地を輪切りにし、170度のオーブンで20分焼けば完成です。

 こちらも、抜き型を使わずに作れるクッキーレシピです。今回は直径3cmほどの大きさにしましたが、お好みでもっと大きなクッキーを作ることも可能です。シンプルな一色だけのものよりも、ココアや抹茶が混ざり込むだけで、ちょっとリッチなクッキーに見えますね。どちらも味が濃厚で、1枚食べただけで満足度が高かったです。ふたつきの空き瓶なんかに入れて、デスクに常備しておくと、仕事のやる気もUPしそうです。

3、キャロットケーキ(P.64)

 ボウルに溶き卵、きび砂糖、油を入れてしっかりと混ぜます。そこに、すりおろしたにんじん、オレンジジュース、アプリコットを加え、さっと混ぜたら、さらに薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンをふるい入れ、しっかりと混ぜ合わせます。この生地を、クッキングペーパーで作った型に流し入れ、中央にくるみを飾り、180度のオーブンで40分焼けば完成です。

 こちらは、既成の型ではなくクッキグペーパーで作った型なので、好きな大きさで作ることができるケーキです。たっぷりのすりおろしたにんじんが入っているとは思えないほど、独特の青っぽさは全くなく、外はカリカリ、中はかなりしっとりした、香ばしいキャロットケーキでした。型はクッキングシートなので、このままラッピング袋に入れてプレゼントすると可愛らしいですよ。

 

まず一口食べて、心を落ち着かせましょう
 ツラかったり、怒ってイライラしている時ほど、心には余裕がないものです。そんな時にこそ、ブレイクを取って、お菓子とコーヒーを楽しめば、きっとさっきまでの気持ちが和らぐはずです。お菓子を食べて、さらに落ち込む人はいません。いつも身近にお菓子を置いておくことで、きっと自分らしい自分でいられるはずですよ。

文=JUNKO