その心身不調は夫のせい? 妻が抱える夫ストレス

恋愛・結婚

公開日:2016/3/4


『妻が抱える「夫ストレス」』(石原加受子/KADOKAWA)

 毎日、顔を合わせる夫。

 新婚ならまだしも、結婚して何年か経つと夫に対して大なり小なりストレスを抱える妻は多いのではないだろうか? なかには「もう離婚の寸前」という人も珍しくないはずだ。

 そんな、夫のストレスについて書かれたのが、心理カウンセラー石原加受子さんの著書『妻が抱える「夫ストレス」』(KADOKAWA)だ。

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 本書から、夫へのストレスとどう向き合っていくかについて考えてみよう。

 本書では、まず夫へのストレスが心身にどのような影響を及ぼすのかについて書かれている。

・夕方になると、なぜかため息が出てしまう。
・土日は休日だからゆっくりできるはずなのに、なぜか手放しで嬉しいと感じられない。憂鬱になる。
・日曜日の夜となるとぐったりしてしまい、まったく休んだ気がしない。その反面、明日から仕事だと思うと、どこかほっとしている自分もいる。

 もしも、このような症状が現れたら要注意。夫へのストレスが溜まっている証拠かもしれない。

 では、このようなストレスはどのように対策すればよいのだろう。まず本書であげられるのは「夫を嫌いと認めること」だ。

 本書には「たとえば、夫の下着を洗濯する時など、臭いすら嗅ぎたくないとばかりに息を止め、指でつまんで洗濯機にいれたりしています。そうやって、夫をイヤだと思う気持ちが大きくなればなるほど、自分のストレスも大きくなるという悪循環にはまってしまうのです」という一文がある。

 本当は嫌いなはずなのに認めることができず、嫌だ嫌だと思って過ごすほうがよほどストレスが溜まってしまう。多くの人は夫を嫌いになるのは罪悪感があり認めない。しかし、夫を嫌いだと認めることにより心が軽くなりストレスが減るという。

 また、夫と自分の人生を分けて考え、シェアハウス感覚で住むことも必要という。自分だけでなく、夫も自由に行動することで互いに自立を目指す。シェアハウスなので友人のようにケンカすることもあれば、お互いが病気になった時など助け合うこともある。

 お互いの生き方を尊重することで後々、夫が定年になった時などに、妻にばかり家事を押し付け、料理を作ってもらい、妻自身もそうしなければいけないと思うような依存の関係になることも防ぐことができる。

 本書には「ストレスがなくなれば、昔のように仲良くできなくても、心の自立をして互いを大事に尊重し合うこともできます」という記述がある。依存から自立に変わることで、お互いのストレスはなくなるといえるのではないだろうか。

 嫌いと認め、依存関係にならずに自分らしく生きることで夫ストレスは解決するという本書。嫌いと認めるなんて、余計関係が悪化するのでは? と思う部分もあるが、夫婦円満へと向かう方法の一つとして考えてみてはいかがだろうか。

文=舟崎泉美