「おそ松さん 赤塚不二夫のDNAを継ぐものたち」―「おそ松さん」のクリエイション面に迫る『MdN』4月号

マンガ

公開日:2016/3/9


 6つ子を大人にするなど、原作マンガ『おそ松くん』から大きな翻案を施し、ブームとも言えるような沸点を迎えているTVアニメ「おそ松さん」。2016年3月5日(土)に発売された、デザインとグラフィックの総合情報誌『MdN(エムディエヌ)』4月号では、同アニメの特集「おそ松さん -赤塚不二夫のDNAを継ぐものたち」が掲載されている。

 『おそ松くん』から大きく変容を遂げた「おそ松さん」だが、逆に赤塚不二夫の本質、DNAが色濃く立ち現われた。特集では、“そのDNAとは何か”を主眼に置きつつ、「おそ松さん」の視覚表現に関して深く掘り下げている。

<赤塚不二夫のDNAとは何か?>
イントロダクションとして、赤塚不二夫の本質=DNAとは何かを探る。話を聞いたのは、『おそ松くん』の6代目担当編集者であり、伝説の赤塚漫画『レッツラゴン』を担当した武居俊樹。

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<DNA OF AKATSUKA キャラクターデザイン編>
キャラクターデザインを担当した浅野直之には、赤塚作品を現代にアダプトする上でどのような葛藤があったのか、初期の準備稿など、貴重な資料を掲載しつつ、ディープに話を聞いている。

<DNA OF AKATSUKA 美術編>
美術監督の田村せいきに、昭和と現代の風景がミックスされたような、あの独創的な美術に関して話を聞いている。美術ボードもふんだんに掲載。

<DNA OF AKATSUKA 色彩設計編>
キャラクターの色の設計部分を担う垣田由紀子に、独創的な「青のアウトライン」にとどまらず、「おそ松さん」における色の演出について徹底的に話を聞く。

<DNA OF AKATSUKA シリーズ構成編>
シリーズ構成と脚本の多くを手掛ける松原秀にインタビュー。お笑いのコントの台本などを手掛けてきた松原が、「おそ松さん」に持ち込んだものとは?

<松井玲奈が「おそ松さん」を好きな5つの理由>
「おそ松さん」の楽しみポイントが、女優・タレントの松井玲奈の視点を通して、わかりやすく解説される。

<スペシャル>
「おそ松さん」で大人気の第5話「エスパーニャンコ」。そのもととなった原作漫画『おそ松くん』の「エスパーニャンコをねらえ」を完全収録。

■『MdN』4月号
編:MdN編集部
価格:1,380円(+税)
発売日:2016年3月5日(土)
出版社:エムディエヌコーポレーション