2011年、本好きが選んだいちばん面白い本 1位は?

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/27

毎年恒例、『ダ・ヴィンチ』読者が選ぶ本ランキング「BOOK OF THE YEAR」。

予想だにしなかった出来事に見舞われたこの1年。さまざまな感情に揺さぶられたなかで、みんながどんな本に心を掴まれたのか。本好き総勢4986人が選んだ総合ランキング、各ジャンルランキングなどが、12月6日発売のダ・ヴィンチで総力特集されている。

総合ランキング1位の栄冠に輝いたのは、有川浩さんの『県庁おもてなし課』(角川書店)。観光立県を目指して新設された課で起きる騒動をコミカルに描いた長編小説である。地域活性化、お役所感覚vs民間企業感覚、ベテランvs新人、そしてロマンスなど、たくさんの要素をてんこ盛りにしたエンターテインメントだ。舞台は四国だけれども、日本のどの地方にも当てはまりそうで読むと元気が出てくる。
著者の有川浩さんは「作家は、読者がいるからこそ、本が出せる。『ダ・ヴィンチ』のこの賞は、読者さんが直接選んで投票してくださる賞ですから、いただけることは本当に嬉しい。私にとって、ものすごく価値のある賞です」とコメントを寄せている。

総合ランキングトップ10は下記の通り。

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■1位 『県庁おもてなし課』有川浩(角川書店)

■2位 『麒麟の翼』東野圭吾(講談社)

■3位 『真夏の方程式』東野圭吾(文藝春秋)

■4位 『下町ロケット』池井戸潤(小学館)

■5位 『ONE PIECE』(1~64巻)尾田栄一郎(集英社)

■6位 『3月のライオン』(1~6巻)羽海野チカ(白泉社)

■7位 『ジェノサイド』高野和明(角川書店)

■8位 『ゴーストハント』(全7巻)小野不由美(メディアファクトリー)

■9位 『偉大なる、しゅららぼん』万城目学(集英社)

■10位 『鋼の錬金術師』(全27巻)荒川弘(スクウェア・エニックス)

(ダ・ヴィンチ1月号 「BOOK OF THE YEAR」より)

BOOK OF THE YEAR2011
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