「本を読む手が止まらない」「ボロボロになるまで読み込みたい」GReeeeNがこれまでに歩んだ真実の物語に絶賛の声続々!

音楽

公開日:2016/3/21


 2016年にデビュー10周年を迎えたボーカルグループ「GReeeeN」。4人のメンバー全員が歯科医師の免許を持っており、医療と音楽活動の両立を考え、顔を伏せて活動している謎多きグループである。そんな彼らに、4年の歳月をかけて密着した書籍『それってキセキ ~GReeeeNの物語~』が2016年3月11日(金)に発売された。「人生で初めて小説を読みたいと思った」という声や、すでに同書を読んだ人からは「本を読む手が止まらない」「もう満足しかない! 是非ほかの人にも読んで欲しい!」と感動の声が上がっている。

 2004年に現メンバーで活動を開始したGReeeeNは、2006年に自主制作のミニアルバム「greeeen」を発表。2007年に「道」でメジャーデビューを果たし、3枚目のシングル「愛唄」で大ブレイクを果たす。その後、2008年に放送されたテレビドラマ「ROOKIES」のエンディング曲となった「キセキ」や、その後発表された「遥か」、「オレンジ」、「ビリーヴ」など数々のヒット曲を生み出してきた。「キセキ」は今なお、日本でもっとも多くダウンロード発売されたシングルとしてギネス記録を持っているほどだ。

 歯科医として活動しながらもコンスタントに活動を続けるGReeeeNは、2016年もテレビ番組やCMソングを手掛け、10周年を迎えた今でも勢いが衰えることが無い。だが、上述の通り、医療と音楽活動の両立を果たすため、メンバーの顔どころか本名すら不明なグループでもある。

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 しかし、この度発売された『それってキセキ ~GReeeeNの物語~』では、ドキュメンタリー作家の小松成美が4年に及ぶ取材を重ね、GReeeeNの知られざる素顔に迫っている。同書で描かれているのは、GReeeeNが“これまで歩んできた真実”を元に綴った人間愛の物語。リーダーHIDEと、兄でありプロデューサーであるJINの兄弟の生い立ちや、メンバーnavi、92、SOHとの出会いと青春の日々、GReeeeN誕生の瞬間といった、メンバーの絆が克明に綴られた長編青春小説に仕上がっている。また、仲間との友情、ヒットの喜びだけでなく、2011年3月11日の東日本大震災の日、福島にいたという彼らの深い悲しみも描かれている。

 そんな同書に対して、「数年ぶりに本買ってみました! 読むぞ~」「情景が頭の中に鮮明に浮かび上がり どんどん引き込まれてしまいます」「ゆっくり読もうと思ったけど気づいたらすごい読んじゃう。今世紀最大におすすめの本」「折り目がついたりボロボロになるまで読み込みたい!」「開いて10ページ目でものすごい衝撃を受けたんだけど」「読み応えがありすぎて1日で読み切るのがもったいない!」「やばいほんまに鳥肌止まらない」と絶賛の声が溢れている。

 そして、早くも読み終えた人達からは「読むのに熱中しすぎて2日で読破」「GReeeeNをもっと知れて、GReeeeNをもっと大好きになれる1冊だった」「なんか泣ける… 涙出てくる… ドラマ、映画、とにかくもっともっとGReeeeNの物語を広めて欲しい!」「ほんとにいい本だからみんなに読んでほしいです」との感想が上がっている。

 歯科医として活躍しながら、ミリオンセラー・アーティストまで上り詰めたGReeeeNの“奇跡”と“軌跡”の物語が明らかになる同書は、3月11日(金)の発売から3日で重版がかかるほど注目を集めている。「GReeeeNを知らない人も読んで欲しい1冊でした。人生の道しるべとなるとても良い1冊です」との声もあるので、ファンの人はもちろん、そうでない人も手にとってみてはいかがだろうか。

その時、『キセキ』がHIDEの耳に届いた…
震災から1カ月以上が過ぎても、ほとんどの人たちはいまだ自宅に戻れない。放射能汚染は日を追って深刻さを増していたし、除染など到底追いつかない現状で、子供たちは公園や学校の校庭で自由に遊ぶことも禁止されていた。小学校の5年生か、6年生。何、聴いているんだろうなぁ? イヤホンから流れ出しているはずのメロディを、英篤は想像していた。そして、2人の横を通り過ぎようとした時、彼女たちが口ずさんでいる歌が耳に届き、英篤は立ち止まった。

♪日々の中で 小さな幸せ 見つけ重ね ゆっくり歩いた『軌跡』
僕らの出会いは大きな世界で 小さな出来事
巡り合えた それって『奇跡』
(第7章『キセキ』より)

■『それってキセキ ~GReeeeNの物語~
著:小松成美
価格:1,850円(+税)
発売日:2016年3月11日(金)
仕様:四六判・528ページ
発行:KADOKAWA


小松成美(こまつ・なるみ)
ノンフィクション作家。神奈川県生まれ。主題はスポーツ、映画、音楽、芸術、旅、歴史など多岐にわたる。情熱的な取材と手堅い筆致、磨き抜かれた文章にファンも多い。スポーツアスリートへの真摯な取材には定評があり、スポーツノンフィクションに新境地を開いた。また歌舞伎をはじめとした古典芸能や西洋美術、歴史などにも造詣が深く、関連の執筆も多い。主な著書として『中田英寿 鼓動』『アストリット・キルヘア ビートルズが愛した女』『さらば勘九郎 十八代目中村勘三郎襲名』『YOSHIKI/佳樹』『全身女優~私たちの森光子~』『五郎丸日記』など。