『金田一少年の事件簿』の原作者が挑む“人類のタブー”
更新日:2017/11/28
「マンガはストーリーを絵にしなければいけないわけですから、どんなに素晴らしいシーンであっても、絵にならなければ切り捨てざるをえないんですよ。しかし、小説だと、読者の想像力に任せて大胆に書き込んでいけます。そこがとても魅力的で、僕自身楽しんでやれる部分なんです」
手ごわそうな最先端技術の話も、ストーリーを追ううちにすとんと腑に落ちている。その鮮やかな手際は樹林さんならではだ。
「今の僕にとって『家族』は大きなテーマで、これから数年間は継続して追っていくことになると思っています。主人公たちと同じ世代を生きている20代、30代の人たちに、家族を持つ怖さと喜びを知ってもらえればと思います」
(ダ・ヴィンチ7月号より)